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県立海老名高校(神奈川県海老名市) 全力で体育祭、文化祭に臨みます!

海老名高校は、海老名駅の喧騒を離れ、田んぼが点在する長閑な住宅街にある。話を伺ったのは、生徒会長を務める3年生の増田さん(横浜市立原中学校出身)だ。
「海老高はまず行事が盛んです。春の体育祭、秋の文化祭に生徒は主体的に取り組み、気合を入れて臨みます」。増田さんは今年の体育祭ではデコづくりに携わった。デコはそれぞれの団を表現するシンボル的なオブジェ。地域のスーパーマーケットなどから発泡スチロールを調達し、イルカやねぷたなどの製作を通して、学年を超えて交流し、本番に向けて一層力を入れる。文化祭では後夜祭を担当し、バンドやダンサーなど出演者のオーディションから当日の舞台演出を任され、裏方に徹した。
「次に部活動と勉強をしっかり両立させていることです」。生徒の8割が部活動に参加し、日々の練習に打ち込んでいる。バトン部や写真部、ダンス部は29年に全国大会に出場。また、ライフル射撃部や少林寺拳法部といった珍しい部があり、いずれも全国レベルで活躍している。勉強時間は限られるが、休み時間などのスキマ時間を利用して、勉強に力を注ぐことも忘れない。
そして「環境を意識して、学校生活を送っています」と付け加えた。駐輪場の屋根にソーラーパネルを設置し、太陽光で発電。雨水はタンクに貯め、生徒が集めたアルミ缶を洗浄する。そして、リサイクルし集めた資金で、後夜祭の花火を打ち上げるそうだ。環境活動を通して、生徒一人ひとりにも環境への意識が確実に植えつけられている。

「学校生活はとても楽しい」と笑顔を絶やさない増田さん。