よみうり進学メディア

千葉 高校レポ
2019.4.23

千葉女子高校(千葉市稲毛区) 伝統校の明るい雰囲気

千葉女子高校は1900年(明治33年)創設の伝統校だ。同校の良い所について生徒会の4人に話を聞いた。
伝統校ならでは、という事柄を紹介してくれたのは小幡さん(千葉市立葛城中学校出身)だ。実は千葉女子の校歌は、高野辰之・岡野貞一の作詞作曲だ。唱歌「故郷」や、「春が来た」の作者といえば分かる人もいるだろう。両名が作った校歌はとても荘厳で美しい。小幡さんは初めて聞いた時、先輩達の歌声に「すごい」を通り越して「すさまじい」と感じたそうだ。声量とメロディーに圧倒されたという。また明治期から受け継がれる「ファウスト」というダンスがあることなどを紹介してくれた。

中村さん(千葉市立幕張中学校出身)と、東條さん(市原市立八幡中学校出身)は家政科所属だ。中村さんは家政科の団結力を話してくれた。入学時には先輩から一人ひとりに宛てた励ましの手紙が送られ、そこから交流を深めるという。別名シスタークラスと呼ばれることもあるほど、まとまりがあるというだ。東條さんも手紙を書いてくれた先輩を探したエピソードを紹介してくれた。

牧内さん(生徒会長・船橋市立宮本中学校出身)は「教員基礎コース」について紹介してくれた。これは平成26年度に開設された千葉県初のコースで、将来教員を目指せる人材の育成を目指す課程だ。体験講座などを通じ、最新の教育事情を学ぶ事ができる。牧内さんの将来の夢は中学校の先生。コースの存在が同校を志望した理由だそうだ。
この他にもたくさんの事柄を紹介してもらったが、全員が口をそろえるのは同校の「明るい雰囲気」だ。女子校ということで不安に思っている人は、ぜひ実際に行って同校の明るい雰囲気を感じてほしい。

千葉女子高校ホームページ

中庭、「精思の像」の前で