まんが甲子園初出場、 アツイ創作の夏 神奈川県立厚木東高校 アニメーション漫画研究部(厚木市)

梅雨が明け一転猛暑となった過日、部活動に励む生徒たちの声が校舎内外で響く、厚木東高校を訪問した。
4階の教室では、アニメーション漫画研究部の1年生メンバーがディスカッションに集中していた。相原麻(ま)佑(ゆ)さん(1年・厚木市立睦合中学校出身)と内山理(り)咲子(さこ)さん(1年・海老名市立海西中学校出身)に話しを聞いた。

2021年に入部した1年生は5人。顧問の木目田美咲先生に勧められ「まんが甲子園予選」に応募し、見事全国大会本選への出場を決めたという。同校は過去2回参加しているが、本選へは初出場となった。予選では「在宅○○」をテーマに、1ページのイラストで表現した。

出来上がった作品は「在宅ムシ」と名づけられ、イソップ童話『アリとキリギリス』をモチーフに、コロナ禍の緊急宣言下で、在宅しているムシと在宅を無視しているムシを5人で描き分けた。「デジタルイラストの参加作品が多い中、本校の作品はすべて手書き。自信はなかったけれど、評価されてうれしい」と相原さんと内山さんは話す。
              予選を通過した作品「在宅ムシ」

本選では「アナザーオリンピック」「聖地巡礼」など5つのテーマが提示され、審査当日にその中の1つのテーマについて時間内に創作するという課題に取り組む。現在は、5つのテーマ各々をマッピングしながら、アイデアを詰めて具体的な表現に落とし込んでいる。

「5人が何でも言い合え、納得いくまでブレストし仕上げていくので、毎日がとても楽しい」と2人は声を揃えた。ふだんは週3回の活動日に絵を描いたり、好きなアニメやゲームの話をし、部誌を発行している。今年の夏は先輩たちも刺激を受け、惜しみなく助言し、1年生のまんが甲子園出場を応援する。高校のモットーである「厚木東でチャレンジ」をそのまま体現しているようだ。

木目田先生は「生徒たちにとって、好きなことを好きと言える部の雰囲気がいいのでしょう。まんが甲子園出場は、大きな活力となり自信につながりました」と話している。

本選に向けて真剣に課題に取り組む部員たち

好きなことをとことん究めるアニメーション漫画研究部