よみうり進学メディア

埼玉 高校レポ
2021.11.18

先生は元有名予備校講師 東京成徳大学深谷高校(深谷市)

東京成徳大学深谷高校では3年生英語の授業を見学しました。担当は中村真吾先生です。
ちょうど中間考査が終わったばかりだったので、冒頭は答案返却でした。先生はどの生徒に対しても優しく接しています。出来が思わしくなかった生徒もこれで少し救われるでしょう。

前日の模試問題をすぐ教材に

答案返しが終わると、1枚のプリントが配られました。中身は和文英訳(英作文)の問題です。実は前日、校内模試(予備校模試)が実施されたのですが、先生は生徒たちの答案用紙をざっと見て何か感じるところがあったのでしょう。急きょプリントを作りました。日をおいてはダメ、今すぐやらなければということなのでしょうが、それにしても早業です。
まず先生は、グーグルの翻訳機能を使った英訳例を示しました。先生によると「英語↓日本語の翻訳はかなり精度が高まったが、日本語↓英語はまだまだ」だそうです。ですから、示された英訳は一見正しそうですが誤りがあります。その誤りを発見するのが生徒たちの最初の作業です。生徒同士の相談は自由なようですが、どちらかというと独力で発見している生徒が多かったようです。間違い探しから入るという手法も面白いですが、ネットの情報を鵜吞みにしてはいけないという生徒たちへの警告にもなっていると感じました。

中学英語で大学入試問題が解ける

次に先生は、本題である和文英訳の必勝ポイントに話を進めます。4つの重要な柱をあげていましたが、高校3年の授業なので中学生には理解できないでしょう。そこで、中学生でも分かりそうな話をひとつだけ紹介します。日本語を英語に直すには、いったん別の日本語に置き換えるということです。たとえば、「春の到来とともに」は「春がやって来ると」とすれば、中学英語の知識でも書けます。また、「川はすっかり昔の面影をなくしていた」を「その川はとても変わってしまっていた」とすれば、これも中学英語で書けます。ちなみに後の例は京都大学の問題からです。

答案の書き方などリアルなアドバイス

先生はこの学校に来る前は、長年都内有名予備校で講師を勤めていました。授業の中でも、大学入試を乗り越えるためのリアルなアドバイスが繰り返されます。入試を控えた生徒にとって、これほど頼りになる先生はいません。

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