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2024.5.9
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大学情報・この学校に注目 中央大学「法と正義の資料館」「大学史資料館」合同開館式

中央大学
「法と正義の資料館」「大学史資料館」の合同開館式

 

学校法人中央大学の多摩キャンパス(東京都八王子市)では、2024年4月20日、同大初の資料館となる「法と正義の資料館」、「大学史資料館」の合同開館式が開かれました。

大村雅彦理事長は開館の発端として「志の高い法曹養成に貢献すべきではないか」という声に応えたものであるとし、「法と正義の資料館」の第1回企画展で、四大公害訴訟のひとつ、富山イタイイタイ病裁判で活躍した同大出身の松波淳一弁護士を取り上げることに触れ「こうした成果に光を当てることが血の通った教育につながる」と述べ、さらなる支援を呼びかけました。

また河合久学長は、両資料館で「調査、展示を行うだけでなく、その成果を大学生や高校生の教育にも活かし、広く地域社会に発信する役割を担う施設を目指していく」と述べました。

来賓として出席した日本弁護士連合会の小林元治前会長は、弁護士は人権と正義を使命とするものであり、「こうした資料館を設け、日本はもとより世界に発信することは非常に意義がある」として祝辞を送りました。

 

最後に両資料館の大貫裕之館長は、改めて資料館の趣旨や展示の内容を紹介し、中央大学の出身者の活躍が日本近代史の一部と重なることに触れ、開館の意義を述べました。
とくに法と正義の資料館は基本的人権の理念の確立の歴史を追い、正義の実現のために尽力した人々の業績を広く検証し、教育にも活かすことを趣旨とし、第2回の企画展では同大の出身者で『原爆で死んだ米兵秘史』の著者でもあり、2016年に来日したオバマ大統領(当時)と面会した経験をもつ森重昭氏についての展示になることを明かしました。

意義深い展示を行う両資料館の今後がさらに期待されます。

 

①中央大学「法と正義の資料館(The Museum of Law and Justice)」
https://www.chuo-u.ac.jp/aboutus/efforts/museum/law_and_justice/
②中央大学「大学史資料館(The Museum of Chuo University History)」
https://www.chuo-u.ac.jp/aboutus/efforts/museum/history/

資料館アクセス

所在地:中央大学多摩キャンパス「炎の塔」2F
〒192-0393 東京都八王子市東中野742-1/お問い合わせ:042‐674‐2132
多摩都市モノレール「中央大学・明星大学駅」徒歩約10分

開館時間:10時~17時(最新の開館スケジュールは資料館webサイトをご確認ください)
休館日:日曜・祝日
入館料:無料

中央大学ホームページはこちら

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