県下有数の人気校、そして注目校である横浜高校を訪ねました。
同校は2020年、男子校から共学校へと変わりました。新しい校舎も増設されました。
良き伝統を守りながらも進化が止まらない横浜高校。この先、一体どんな変貌を遂げるのでしょう。期待が膨らみます。
横高の現在地を語る上で、今春のめざましい大学進学実績を挙げないわけには行きません。
共学2期生を送り出した今春の大学入試では、東北大、お茶の水女子大など国公立に21人(前年度2人)、早慶上理に12人、GMARCHに37人の合格者を出しました。すべて現役です。
また、特筆すべきは海外大学に10人の合格者を出していることです。共学化にあたって新たな理念の一つとして「グローバル人財の育成」を掲げました。海外学校との連携を積極的に進めてきました。海外留学や海外研修といった独自のプログラムも用意しました。この結果、生徒たちの目が自然と世界に向けられるようになったと考えられます。ただ、誤解のないよう記しておきますが、「グローバル=英語に強い」ということではありません。明確な将来ビジョンを描くためのライフデザイン教育やコミュニケーション教育、アクティブラーニングなどで磨かれた総合力によってもたらされた結果と言ったほうが正確でしょう。
前述のお茶の水女子大をはじめ、津田塾、東京女子、日本女子といった著名女子大などに計150人もの合格者(のべ人数)が出たのは「共学校・横浜」を象徴する結果でした。
今春の大学入試における大躍進の秘密は、周到に準備された指導計画にあります。1年次には何のために働くかなど職業観を深める指導が行われます。2年次には具体的な大学や学部学科を定めるための指導が行われます。そして3年次には目標達成のための受験勉強に集中します。ただし、ただ受かるための指導ではなく、ここでも大学卒業後や社会人となってからの生き方を考えさせることを怠りません。
在校生からは「横高の手厚い進路指導は話には聞いていたが、実際入ってみると想像を超えていた」などの声が聞かれました。
一人ひとりの個性や希望に合わせた、きめこまかな指導の結果、生徒たちはモチベーションを維持することができ、これが今春の数字に結びついたと考えられます。
規模の大きな学校ということもあり、学校行事も大いに盛り上がります。秋の文化祭(横校祭)には大勢の中学生(受験生)が訪れます。「その活気を見て横高に決めた」という先輩も少なくありません。友達と誘い合って是非見に行ってみましょう。在校生と直接触れ合うチャンスです。
自分で行きたいところを選べる修学旅行、巨大なアリーナなどを借り切って行われる「YSF(体育祭)」、仲間たちと一つになれる野球全校応援など、青春の一ページを彩る魅力的な行事が盛りだくさんです。
運動部が強いイメージですが、実はそれを上回る数の文化部があります。昨夏に全国優勝、今年も全国3位になった将棋部など、各部が活躍中です。
同校では、共学化に合わせて数年前から校舎や施設・設備のリノベーション(大規模な改修工事)を進めてきました。
一昨年には4階建て新校舎もオープンしました。木材をふんだんに用い、自然光を多く取り入れた快適な校舎です。
学習効果を向上させるべく機能性重視の方針が見てとれますが、快適性にも十分な配慮がなされている点も見逃せません。一日の大半を過ごす場所ですから、生徒にとって嬉しいものです。
学生食堂もあります。パンやお弁当の販売だけという学校も多い昨今ですが、ここは安くてメニュー豊富な本格食堂です。休憩スペースとしての利用も多いようです。
なお、現在もより進化と充実を図るためにまた一つ新築校舎を建設予定ということです。
駅からのアクセスの良さも同校の大きな魅力の一つです。京急本線「能見台駅」から徒歩2分。これ以上の立地はそうそうありません。
部活や放課後学習で少し帰りが遅くなっても、これなら安心・安全です。入学にあたっては「これが決め手」という声も多く聞かれます。
オシャレな制服も女子には大好評です。冬服のスカートは正装用の無地とカジュアルなチェック。夏服はブラウスとポロシャツ。もちろんスラックスも選べます。8種類の鞄も合わせられ、夏冬の組み合わせも自由。好きなスタイルにできます。「統一感があり、それでいて一人ひとりが個性を出せる」と、特に女子生徒からの評価が高いようです。
近年、校則問題が世間を騒がせています。もちろん横高にもルールはあります。ただ、上から一方的に押えつけるようなものではありません。
頭髪・服装検査や整容指導などはありません。スマホについても、法に触れたり、他人に迷惑をかけたりしなければ特に規制はしません。
自由と呼ぶなら、横高は最高に自由な学校と言っていいでしょう。
ただし、自由ということと好き勝手というのとは違います。
生徒会が中心となり、学校生活のルールは生徒自らが決めます。なぜなら、それが横高の目指すグローバルな考え方であり、態度であるからです。
説明会などで自由で活気に溢れた校風を体感してみましょう。
(PR)