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勉強
2023.3.20

神奈川県 公立高入試(共通選抜)『数学・理科』-「臨海セミナー」ポイント解説&入試攻略のコツ-2023年度高校入試

神奈川県公立高校、共通選抜(全日制)の入試問題ってどんなものなのでしょう?先輩たちが受けた試験問題を実際に見てみましょう。
「臨海セミナー」の先生による、「ポイント解説&入試攻略のコツ」付きです。

試しにチャレンジ、今は正解でなくても大丈夫です。
「共通選抜 入試問題」のイメージをつかみ、今後の勉強に生かしていきましょう。

■共通選抜の入試問題と解答(全教科)はこちらから:よみうり進学メディア
〈2023年度入試〉神奈川県 2023年度 公立高校共通選抜「学力検査問題」「追検査問題」-令和5年度


数学

神奈川県の数学は、問1から問3の独立小問集合と、問4から問6の大問で構成されています。特に問3は難度の高いものが設置されています。実際の2023年入試問題を見てみましょう。

【問3(イ)】


【問3(ウ)】


【入試攻略のカギは、与えられた情報を正確に整理し、必要な情報を活用すること】

問題文の中に書かれている情報を「単純に読んで片端から解いていく」という解き方では、正解を導くことに多くの時間を費やしてしまいます。ただ「単純に読んで解く」のではなく、問題文で与えられた情報を整理し、必要な情報を効率的に活用することが重要です。時間のかかりそうな問題であっても、選択肢があるなら不正解であるものを除いて考えることで、速く正解にたどりつくこともできます。

また「効率よく解くための下準備」もとても重要です。図にかきこみをしたり,自分で図や表・グラフにまとめたりすることが解答の助けになります。これらは入試形式の問題で練習することで効率よく身につけることができます。模擬試験を受け、その振り返りを繰り返し、入試に向けて準備をしましょう。


理科

神奈川の理科は、問1から問4の小問と、問5から問8の大問で構成されています。特に問5から問8の大問、実験・観察から必要な要素をくみ取り、考察していく力が問われます。実際の2023年入試問題を見てみましょう。

【問7】

【入試攻略のカギ】
1:まずは知識を身につけましょう
入試で高得点を取るために、まずは知識がないと何も始まりません。入試問題はすべて、基礎知識があるからこそ解けるものです。学校などで学ぶ1つひとつの知識を大切に覚えましょう。そしてそれらを覚えられているかどうか、定期的にチェックするようにしてみましょう。このチェックの機会は学校の定期テストだけではありません。みなさん自身で作っていくものです。

2:知識はあって当たり前、入試では知識を「使いこなすこと」が求められます
入試で初めて見る実験の問題では、まずどの知識を使うのか、そしてその知識と実験結果を関連付け、どのように答えを導き出すのかがカギになります。
これらの力は一朝一夕で身につくものではなく、継続的に学習していく必要があります。知識を身につけただけで満足することなく、入試形式の問題で、解き方や考え方の練習をすることが極めて重要です。ぜひ、模擬試験を積極的に受験してみましょう。模擬試験により得た経験値は、間違いなく今後の受験勉強の糧になっていくはずです。

出題:神奈川県教育委員会 解説:臨海セミナー 柿沼潤先生

(よみうり進学メディア編集部)

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