・安定した構図を意識する
・形や明暗を的確に捉える
・筆触を活かし、絵具をたっぷりと塗る
・色の重なりによる深みを意識する
・細い筆も使い、細部まで丁寧に描写する
・塗り残しなく、画面の端や四隅まで気を配って仕上げる
【水彩モチーフ】
段ボール箱/メジャー/ガムテープ/梱包材/スケッチブック/スリッパ/テーブルライト/電球

■優秀作品(例)
安定した構図の作品です。モチーフの形態や特徴を正確に捉え、絵具を惜しまずにたっぷりと筆に含ませることで、素早く絵画的な描写につなげていることがわかります。筆跡を活かした大胆な表現だけでなく、細部は慎重に描き、質感の描き分けもできています。メジャーやコードも、しっかりと「かたち」を理解していて、何があるのかがよくわかります。
段ボールのロゴが描けなかったのが残念ですが、高いデッサン力と豊かな表現力が伝わる作品です。

■平均的作品(例)
淡く鮮やかな色彩表現が個性的な作品です。ものを丁寧に観察し、段ボールの傾きもよく捉えています。白い部分の描写にも気を配り、周囲の色の影響を見つけながら表現していることがわかります。接地面や影の描写もできています。
基本形態の捉え方がやや弱いため、構造を意識して観察するとよいでしょう。ロゴや模様などの細部も、もう一段階丁寧に描き込めると完成度が高まります。絵具量を増やすと、さらに力強い表現につながったと思います。
・安定した構図を意識する
・観察を丁寧に行い、形を正確に捉える
・モチーフ同士の大きさや位置の比率を整える
・光源を意識し、明暗で立体感を表現する
・質感や細部まで描き込み、空間表現を意識する
・画面全体の調子を整え、統一感をもって仕上げる
【デッサンモチーフ】
段ボール箱/メジャー/ガムテープ/梱包材

■優秀作品(例)
全体的にバランスがよく、安定した仕上がりの作品です。明度のバランスが的確で、線にゆがみがなく、箱の角など細部にも気を配って丁寧に仕上げているところに、高いデッサン力を感じます。
ものの質感もよく観察し、モチーフ同士が重なって見える部分を慎重に描き分けていたり、遠いところの調子をすこし弱くしたりしていることが空間表現につながっています。
箱の下の緩衝材やメジャーの先端なども根気よく観察して完成させています。

■平均的作品(例)
それぞれのものの量感をしっかり捉えた作品です。鉛筆の線を活かした表現もよくできています。メインである箱とテープが少し縦長になってしまったのが惜しいです。床面や影の描写など、制作後半の描き込みが全体的にしっかりできているので、描き始めの時に落ち着いて縦横比を測れたらもっとよい仕上がりになったでしょう。
もし途中で比率の間違いに気づいて、あえて描き続けることを選んでいたとしたら、よい判断だったと思います。
女子美術大学附属高校 美術科 浜田涼先生)
(よみうり進学メディア編集部)
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