いよいよ1学期も後半、受験生の夏が到来した。公立・私立高校のホームページなどで、学校説明会・体験入学等の日程が発表され始めている。
コロナ感染症予防のため、申し込み制や定員制や、ネットでの参加になるなど制約は多いが、ぜひ参加しておきたい。
3年生は日々の授業、部活の大会など、落ち着かない日々が続くが、いろいろな機会を生かして情報を集め、高校生活を体験して、自分を伸ばしてくれる学校を探してほしい。
■千葉県の学校説明会(7~8月)一覧はこちら:よみうり進学メディア
〈2023年度入試〉千葉県 公立・私立「夏の学校説明会・見学会・体験入学一覧」 -2022年7月~8月
令和4年度の学力検査の各教科の平均点は、次のように発表された。
(カッコ内は前年度の平均)。
▽国語47・7(52・8)
▽社会56・3(57・7)
▽数学51・5(59・3)
▽理科52・7(54・6)
▽英語58・7(61・7)
平均点の5教科合計は、前年より約20点低く266・7点になった。
3年度入試では、コロナ禍での長期の臨時休校があり、入試範囲では3年生後半の分野が除外されたことや、前年からの新学習指導要領により新たに加わった分野からの出題があったことなどが、平均点の低下となったと考えられる。5年度入試での変更点はない。
今から夏休み期間中に、入試を意識して1・2年次の復習に取り掛かっておきたい。計画を立てて家庭学習を進める時期にさしかかっている。
5月に公立高校の令和5年度入試の選抜要項が発表された。
私立高校も学科やコース、募集人員、単願や併願などの制度や基準などが決まってきている。
公・私立高校ともに、ネット説明会や体験入学など、学校を知る機会が提供されている。
こうした機会を生かして高校を知り、高校生活に触れ、志望高校を見つけていって欲しい。
■選抜要項について詳しくは:よみうり進学メディア
〈2023年度入試〉千葉県 公立高校 「県立高入学者選抜要項」を発表-令和5年度
調査書には中学校3年間の成績(各教科の評定)、生徒会や学級活動、部活動の記録、特記事項、出欠席の記録などが記載される。また3年次は12月中旬に各教科の評定が確定される。
調査書の各教科の評定は、観点別評価を基にして決定される。
「思考・判断・表現」は日々の授業の中で、問題意識を持って、自ら考え、判断し、発表することが必要となる。「主体的に学習に取り組む態度」は、積極的に授業に臨むことや宿題の提出などが重要な評価の対象となるだろう。「知識・理解」は定期テストが大きなウェイトを占める。
これから受験まで、定期テストだけではなく、日々の授業を真剣に、積極的に取り組む必要があるということだ。
9月になると、私立高校の入試が開始される1月17日まで140日弱しかない。
その中で、実力養成をしながら定期テストや、校内実力テスト、各種検定などを受け、各高校の体験入学や説明会に参加し、志望校を見つけるなどの重要な事項が控えている。
体調に留意し、これからの日々を過ごしていって欲しい。
(岩佐教育研究所 岩佐佳一)
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