よみうり進学メディア

埼玉 入試情報
2019.7.12

特集 そこが知りたい、夏休み学校説明会・体験入学

夏は学校説明会、体験入学(部活体験・授業体験)の季節です。
暑さに負けず、大いに活動して納得の学校選びにつなげてください。
今回は、これまでに受験生から寄せられた質問をもとに、説明会や体験入学にまつわるあれこれについてお話します。

夏休みの説明会 外部会場で行う学校が多いのは?

 

夏休み中の説明会を市民ホールのような外部会場で行う学校も多いのですが、その理由はお分かりですね。

一番の理由は快適性です。

冷房付きの体育館を持っている学校など滅多にありませんから、皆さんに少しでも良い条件でお話を聞いてもらうための配慮として、涼しい会場を選んでいるのです。

それと、夏休み中の学校というのは、結構工事が多いのです。ふだん授業があるときは出来ない大規模な工事をこの期間を利用して行うので、そのために学校で行えないという場合もあります。

受験生や保護者の皆さんとしては、実際に学校を見てみたいという要望があるでしょうし、学校側としても是非見てもらいたいところでしょう。

しかし、ここ数年の夏の猛暑を考えると、涼しい外部会場でという考え方が出てくるのも当然と言えるでしょう。

夜の説明会も増えてきた

最近は夜に説明会を行う学校も増えてきました。

例をあげてみましょう。結構あります。

  • 鴻巣(イブニング説明会)
  • 児玉(夕方の個別進路相談会)
  • 坂戸西(冬季個別学校説明会)
  • 進修館(イブニング入試説明会)
  • 羽生第一(イブニング入試相談会)
  • 日高(イブニングミーティング)
  • 妻沼(ショートタイム学校説明会)
  • 児玉白楊(ナイト入試相談会)
  • 浦和工業(夜のプチ説明会)
  • 大宮工業(トワイライト説明会)
  • 久喜工業(トワイライト説明会)
  • 狭山工業(個別相談会)
  • 大宮商業(イブニング相談会)
  • 狭山経済(イブニング説明会)
  • いずみ(ナイトキャンパス)
  • ★秋草学園(トワイライトミーティング)
  • ★浦和実業学園(イブニング説明会)
  • ★叡明(イブニング相談会)
  • ★春日部共栄(ナイト説明会)
  • ★埼玉平成(イブニング説明会)
  • ★西武台(イブニング相談会)
  • ★東京農大三(イブニング個別説明会)
  • ★武蔵越生(スターライト学校説明会)

実施時期はまちまちですが、こんな具合です。

皆さん、ネーミングに苦心されています。イブニング、トワイライト、ナイトあたりが主流ですが、武蔵越生の「スターライト」はなかなかオシャレです。

説明会はほとんどが土曜日曜に行われますが、中には土日は仕事その他の事情で時間が取りづらいという保護者の方もいらっしゃいます。

お仕事帰りにちょっとお立ち寄りくださいということですね。

ただし、説明が中心なので、学校の施設を見たりすることはできません。そこは無理をしてでも昼間の説明会に行っていただくしかありません。

体験はなぜ必要なのか

体験と名のつくイベントには、いくつかのパターンがあります。

代表的なのは専門学科の学校が行う体験入学や授業体験です。

専門学科では実習が多くなりますが、それは中学校ではほとんど体験していないことばかりです。はたして興味が持てるだろうか、自分に向いているだろうか。そういったことを知るために、専門学科志望の人は必ず参加してください。

次に、主として普通科の学校が行う部活体験や授業体験ですが、これは活動を通して学校を知るための機会と考えましょう。

学校選びには、感覚的なものがあってもいいのです。文字や言葉による説明ではつかみきれないものがあります。数字では表せないものと言ってもいいかもしれません。3年間通う学校です。そして生涯にわたり母校(出身校)となる学校です。活動(体験)を通して結論を出しましょう。

文化祭の相談コーナーはどうなのか

夏休みより、もう少し先の話ですが、公私立問わず多くの学校が文化祭において、ミニ説明会を開いたり、個別相談コーナーを設けています。

学校によっては、先生ではなく生徒会が対応するケースもあるようです。

文化祭は、在校生の活動の様子も見られますし、直接話をできるチャンスでもありますから、相談をするしないに関わらず、ぜひ行ってみてください。

ただ、開催日が集中しているので、たくさんの学校を見ることができず、そこが残念なところです。

今年の場合だと、夏休み明けの9月7日(土)・8日(日)から、14日(土)・15日(日)あたりに集中しています。

意外に知られていな土曜公開授業

これも夏休み以外の話になりますが、公立の中にも土曜日に授業を行っている学校があります。そして、その一部を公開している学校があります。受験生限定ではなく一般公開です。

浦和・浦和一女をはじめとする進学校が中心で、通常の授業をそのまま見せているだけなので、内容的には難しいですが、その学校の授業の雰囲気を知るまたとない機会です。

受験生や保護者の来校を想定して説明会や相談会をセットしている場合もあるので、ホームページなどで調べて行ってみるといいでしょう。

浦和一女説明会

説明会に予約なしで行っても大丈夫か

個別相談は以前から予約制をとる学校が多かったのですが、最近は説明会も予約制とする学校が増えてきました。

学校側としては、会場の椅子や、配布資料を過不足なく用意するために、事前にだいたいの参加人数を把握したいところですが、以前は方法が限られていました。

しかし、近年はスマホなどを使って、ネット上で簡単に予約できる環境が整ってきたので、予約制が増えてきました。受験生・保護者側と学校側、双方にとっていいことです。

予約制をとっている学校に、予約なしで行ってもいいかということですが、基本的には避けるべきでしょう。もちろん、予約がないからといってお断わりされるようなことはありませんが、学校側や、他の受験生・保護者への配慮というものが必要でしょう。

平日に学校見学に行ってもいいのはどういう場合か

原則お断わりという学校もあれば、事前連絡があれば対応という学校までさまざまです。

平日に訪れるということは、少なからず学校の教育活動や業務に影響を与えますから、「随時見学受付」という文言を安易に受け止めてはいけません。

学校側が、こうした対応をとるのは次のような事態が想定されるからです。

一つは、保護者の方が仕事等の都合で、どうしても説明会参加が不可能というケースがありうるからです。

もう一つは、その学校を考え始めたときには、すでに説明会日程は終わっていたというケースもありうるからです。

いずれにしても、学校側としては特別な対応をしなければならないわけですから、受験生・保護者側にも相応の理由があってしかるべきです。

公立の個別相談では何を話すのか

私立では個別相談会があるのが普通と言っていいと思いますが、公立でも個別相談を行う学校が増えています。

特に個別相談会と銘打っていなくても、説明会終了後にセットされています。

全体説明では、どうしても学校側が伝えたいことが中心になるので、受験生が聞きたいことがすべて聞けるとは限りません。

質疑応答のような時間も設けられますが、実際問題として、大勢の前で自分の悩みや不安を打ち明けられるものではありません。

成績を持って行って合格の可能性を聞いても、おそらく答えてはもらえないと思いますが、それ以外のことなら何でも相談に乗ってくれます。積極的に利用しましょう。

(文・梅野弘之)