よみうり進学メディア

千葉 入試情報
2023.7.21

〈2024年度入試〉千葉県 公立高入学者選抜 「学校設定検査の内容」「出題方針について」等を発表-令和6年度

千葉県教育委員会は2023年7月12日
「令和6年度千葉県公立高等学校入学者選抜『一般入学者選抜』等における
学校設定検査の内容等について」、

7月19日に「学力検査の実施教科及び出題方針等について」
を発表しました。

1:令和6年度千葉県公立高等学校入学者選抜「一般入学者選抜」等における学校設定検査の内容等について

この発表は、令和6年度(2024年度)千葉県公立高等学校入学者選抜の「一般入学者選抜」等における各高校の
・「学校設定検査の内容」
・「志願理由書の提出の有無」
・定時制の課程における各学校の「学力検査の実施教科数」

等について、取りまとめられたものです。

「一般入学者選抜」の「本検査」は、令和6年2月20日(火)・21日(水)に、5教科の学力検査及び学校設定検査が行われます。
また、感染症罹患による発熱で別室での受検も困難である等、やむを得ない理由により本検査を全部又は一部受検することができなかった受検者に対しては、令和6年2月29日(木)に「追検査」として、学力検査のほか、本検査に準じた学校設定検査を行います。

1 :一般入学者選抜

(1)実施する学校・学科
全日制の課程119校194学科
定時制の課程16校16学科
(2)本検査の学校設定検査の内容
下記の「検査の内容等についての情報」を参照
(3)志願理由書の提出を求める学校・学科
  全日制の課程4校4学科/定時制の課程7校7学科
(4)定時制の課程における学力検査の教科数
 5教科実施10校10学科/3教科実施6校6学科
※ 3教科の学力検査を行う学校では、検査日を令和6年2月20日(火)のみとすることもあります

2 :海外帰国生徒の特別入学者選抜(令和令和6年2月20日に実施)
全日制の課程の公立高等学校20校26学科で実施
3 :連携型高等学校の特別入学者選抜
県立関宿高等学校(普通科)で実施
4 :地域連携アクティブスクールの入学者選抜
  県立泉高等学校(普通科)、県立船橋古和釜高等学校(普通科)、県立行徳高等学校(普通科)、県立流山北高等学校(普通科)、県立天羽高等学校(普通科)、県立市原高等学校(普通科及び園芸科)で実施
5: 通信制の課程の「一期入学者選抜」(令和6年2月20日に実施)
県立千葉大宮高等学校(普通科)で実施

■検査の内容等についての情報

■学校設定検査の内容等:
一般入学者選抜:
・全日制(地域連携アクティブスクールを除く)及び定時制の課程の全ての学校・学科で実施。
・この選抜の本検査においては、各高校は、令和6年2月20日(火)の第1日に3教科(国語・数学・英語)の学力検査を実施、令和6年2月21日(水)の第2日に2教科(理科・社会)の学力検査及び学校設定検査(面接、集団討論、自己表現、作文、小論文、適性検査、学校独自問題による検査及びその他の検査のうちから、学校の特色に応じて一つ以上の検査)を実施。
なお、学力検査において、国語の聞き取り検査、英語のリスニングテストを実施。

・定時制の課程にあっては、学校設定検査を第1日の学力検査終了後に実施し、検査日を令和6年2月20日(火)のみとすることもあります。
・調査書等の書類の審査、学力検査の成績及び各高等学校で実施した学校設定検査の結果を資料として総合的に判定します。また、選抜の資料は原則として得点(数値)化するものとし、選抜の
ための各資料の得点を合計した「総得点」に基づき総合的に判定します。
・学力検査において、国語の聞き取り検査、英語のリスニングテストを実施します。
・また、感染症罹患による発熱で別室での受検も困難である等、やむを得ない理由により本検査を全部又は一部受検することができなかった者のうち、志願する高等学校の校長に承認を受けた者を対象に実施する追検査においては、令和6年2月29日(木)の1日で学力検査を実施するほか、本検査に準じた学校設定検査を実施。

(1)各高校で実施する学校設定検査の内容
各高校において、面接、集団討論、自己表現、作文、小論文、適性検査、学校独自問題による検査及びその他の検査のうちからいずれか一つ以上の検査を実施。各高校において実施する学校設定検査の内容は<別表※1> の通りです。

※図は一部です(下記リンク①より抜粋)

(2) 志願理由書の提出を求める学校・学科について
平成27年度入学者選抜から、出願時に志願理由書の提出を求めるか否かを、学科ごとに定めています。

令和6年度全日制の課程の「一般入学者選抜」の検査の内容等(学校別)

※図は一部です(下記リンク③より抜粋)

■詳しくは:千葉県教育委員会
①学校設定検査について(検査内容 等)
令和6年度千葉県公立高等学校入学者選抜「一般入学者選抜」等における学校設定検査の内容等について
②全日制、定時制など課程別リンク集
高等学校別検査の内容等一覧
③普通科・学校設定検査の検査内容・学校別 ※1
令和6年度全日制の課程の「一般入学者選抜」の検査の内容等

2:令和6年度千葉県公立高等学校入学者選抜における学力検査の実施教科及び出題方針等について

「学校設定検査のうち、その他の検査として実施する「思考力を問う問題」について、その構成・検査時間・配点及び出題方針等を決定しましたので、併せてお知らせします」とあります。特に「思考力を問う問題」の詳細をチェックしておきましょう。

■実施教科及び出題方針等について

1 実施教科
一般入学者選抜等の「本検査」及び「追検査」
国語、数学、理科、社会は、各教科50分、英語は60分(配点は各100点満点)
※国語の問題は、放送による聞き取り検査を含む/英語の問題は、放送によるリスニングテストを含む。
2 出題方針
(1)国語
ア 学習指導要領に基づき、国語の基礎的・基本的な知識及び技能を身に付けているかをみることができるようにする。
イ 様々な文章について、内容を的確に理解し、書き手の伝えたいことなどを考察する力をみることができるようにする。
ウ 自分の立場や考えとその根拠が明確になるように、複数の情報を整理し判断する力をみることができるようにする。
エ 言葉による見方・考え方を働かせ、自分の言葉で考えを適切にまとめたり、相手に的確に伝えたりする力をみることができるようにする。

(2)数学
ア 学習指導要領に基づき、数学的な見方・考え方を働かせながら行う数学的活動を通して、数学的に考える資質・能力を身に付けているかをみることができるようにする。
イ 数学の基礎的・基本的な知識及び技能を身に付けているかをみることができるようにする。
ウ 数学を活用して事象を論理的に考察する力、統合的・発展的に考察する力及び表現する力をみることができるようにする。
エ 問題解決のために、数学を活用して粘り強く考える力をみることができるようにする。

(3)英語
ア 学習指導要領に基づき、英語の基礎的・基本的な知識及び技能と、英語によるコミュニケーションにおける見方・考え方を働かせ、理解したり表現したりする力を全領域にわたり身に付けているかをみることができるようにする。
イ 「聞くこと」の領域では、音声を通して、対話文やまとまりのある文章から話し手の意向や大切な事柄を聞き取り、適切に判断して答える力をみることができるようにする。
ウ 「読むこと」の領域では、日常的、社会的な話題に関する文章や図表、イラスト等から、必要な情報、概要や要点を読み取り、適切に答える力や、読み取った情報を基に思考し、判断する力をみることができるようにする。
エ 「話すこと[やり取り]」及び「話すこと[発表]」と「書くこと」 の領域では、日常的、社会的な話題について、基本的な語句や文を用いて話したり伝え合ったりする力及び自分の考えなどを英語でまとめ、適切に書く力をみることができるようにする。

(4)理科
ア 学習指導要領に基づき、第1分野、第2分野からバランスよく出題し、学習の成果を総合的にみることができるようにする。
イ 自然の事物・現象についての基礎的・基本的な事項の知識や、観察、実験の技能を身に付けているかをみることができるようにする。
ウ 観察、実験のデータ及び図や表などを活用し、理科の見方・考え方を働かせ、結果を分析して解釈する力、そしてそれを表現する力をみることができるようにする。
エ 日常生活の中で起こる現象や身近な事物について進んで関わり、科学的に探究しようとしているかをみることができるようにする。

(5)社会
ア 学習指導要領に基づき、地理的分野、歴史的分野及び公民的分野からバランスよく出題し、学習の成果を総合的にみることができるようにする。
イ 基礎的・基本的な知識及び技能を身に付けているかをみることができるようにするとともに、現代社会の諸課題に対する理解の程度をみることができるようにする。
ウ 統計や地形図、写真などの諸資料を活用し、社会的な見方・考え方を働かせ、社会的事象を判断・分析する力、そしてそれを表現する力をみることができるようにする。
エ 現代社会の諸課題の解決に向けて、多面的・多角的に考察する力や筋道を立てて思考する力をみることができるようにする。

思考力を問う問題の詳細について

1 問題の構成・検査時間・配点
一般入学者選抜の「本検査」及び「追検査」における学校設定検査のうち、その他の検査として実施する。
国語・数学・英語の3教科で構成され、60分、配点は100点満点とする。

2 出題方針
基礎的・基本的な知識及び技能を十分に活用して、様々な事柄を関連付けて、より正確に理解する力と、より深く思考する力を重視する。
(1)国語
文章を筋道立てて細部まで読み取る力と、そのことについて他者に正しく明確な表現で伝える力をみることができるようにする。
(2)数学
数学的に問題をとらえ、論理的に考察する力、統合的・発展的に考察する力及び表現する力をみることができるようにする。
(3)英語
英語のコミュニケーションについて、発信されている内容を正しく理解し、論理的、批判的に思考し、判断する力、表現する力をみることができるようにする。

■詳しくは:千葉県教育委員会
令和6年度千葉県公立高等学校入学者選抜における学力検査の実施教科及び出題方針等について

(よみうり進学メディア編集部)

☆よみうり進学メディアではTwitterで記事更新をお知らせしています☆
Twitterのフォローをすると、随時掲載情報が受け取れます。受験情報をお見逃しなく!
■よみうり進学メディアTwitterはこちらをクリック
Twitter.com@yag_ysmedia

関連記事