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入試情報
2023.10.6

〈2024年度入試〉10月のテーマ「勉強計画を見直そう~時間との戦いを制するには」-令和6年度

残り3~4か月、いまからでも間に合う勉強法はあるのか
時間との戦いを制するには

入試本番まであと3~4か月となりました。
この先は残り時間を意識した勉強が必要です。
努力が結果に結び付くように、いま一度、勉強計画を練り直しましょう。
今回は、そのためのヒントをお届けします。

これからは時間との戦い

まだまだと思っていた入試本番も、あと数か月先に迫ってきました。幸い気候的には暑くも寒くもなく勉強にはピッタリの季節となりました。依然としてコロナやインフルエンザの心配はありますが、体調管理に万全を期し実りの多い秋にしましょう。

さて、これからは時間との戦いとなります。

目指すゴールは人それぞれですが、短い人で3か月、長い人でも4か月というのが受験勉強に残された時間となるでしょう。勉強計画を見直し、志望校突破を確実なものにしていきましょう。

 

焦りや悩みは真剣に向き合っているから

いま、焦りを感じている人はいませんか。「成績が思うように伸びない」「勉強が計画どおり進まない」と悩んでいる人はいませんか。

でもそれは、真剣に受験と向き合っているからこその焦りであり、悩みなのです。それを乗り越えた先には、きっと素晴らしい結果が待っています。

 

間に合わせるのだという強い気持ち

この時期、受験生から「いまからでも間に合うか」という質問が寄せられます。

答えに悩む質問です。
結論を先に言っておけば、「やってみなければわからない」がその答えです。志望校に合格できれば間に合った、不合格なら間に合わなかったということになり、終わってみなければわかりません。ですから、今の段階では「間に合うと信じてやる」、または「間に合わせるのだという強い気持ちを持ってやる」しかないのです。
「どうせ無理、間に合うわけない」と努力を放棄してしまえば間に合う可能性はゼロになりますが、強い気持ちを持てばその分だけ可能性は高まります。

 

勉強計画は常に見直す

一度立てた勉強計画は、その通り実行すべきだと考えている人が多いかもしれません。
ただそれは、今日の予定とか今週の予定といった短期計画の場合であって、数か月にわたる長めの計画の場合は、定期的に見直しを図るべきでしょう。

中間テスト終了後、期末テスト終了後、冬休み前、冬休み後といった節目で、計画の進み具合をチェックすることが必要です。遅れ気味なら少しスピードアップを図ります。新たな課題が出てきたら、それを計画に組み込みます。
初めて挑む高校入試ですから、予想外のことがいろいろ出てきます。計画は常に見直すものだと考えてください。

 

やるべきことを書き出し、頭を整理

やるべきことが多過ぎて絶望的な気持ちになっている人がいるかもしれません。
そういう時は「あれもやらないと、これもやらないと」と頭の中で考えていることを、大小問わず、いったん全部書き出してみましょう。

次にそれらを分類します。細かく分けるのは面倒なので、「とても重要」「まあ重要」のふたつくらいにしておきましょう。
「どちらとも言えない」「あまり重要ではない」「重要ではない」を加えて5つに分類することもできますが、大事なのは頭の中の整理ですから、複雑にすべきではなく、単純化を目指します。

ひとつずつ見ると全部が「とても重要」と思えてきますが、それでは一歩も前に進みませんから、無理にでも半分は「とても重要」、もう半分は「まあ重要」としましょう。
途中で気が変わったら、入れ替えても構いません。そして、「とても重要」は何が何でもやると心に決め、それが終わるまで「まあ重要」には手を付けないことにします。

要するに、ここまで述べてきたのは、優先順位を付けるということです。やるべきことの総量が明らかになり、手を付ける順番が決まれば頭の中がスッキリして絶望の淵から抜け出せるでしょう。

 

目標・計画は数字で表す

計画を立てる際の注意点のひとつは、「数学をもっと頑張る」のような抽象的なものでは、まず達成不可能ということです。もちろん前提としてそのような気持ちを持つのは大切です。

しかし、「もっと」と言ってもそれがどれくらいの量や時間であるかがはっきりしません。「頑張る」も気分を言っているだけです。

目標・計画には具体性を持たせましょう。ひとつのコツは、可能な限り数字で表すことです。
「数学の過去問2年分を1週間以内に2回やる」というように数字が入ると達成の可能性が高まります。

(よみうり進学メディア編集部)

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