よみうり進学メディア

神奈川 入試情報
2023.11.17

〈2024年度入試〉 神奈川県 「私立高校入試の動向 令和6年度」

神奈川県内「私立高校 入試の動向」
将来の自分にとって価値ある志望校選択を

将来の自分にとって価値ある志望校選択をするためには、その高校のことをよく知る必要があります。特に私立高校はコース改編や選抜方法を変更することが多いので注意が必要です。
そこでまず、来春の入試でどのような高校がどんな変更をするのか見ていきましょう。


まず大きな動きから見ていきましょう。

今まで中学からの募集のみだった聖園女学院が高校募集を開始します。募集人員は30人、選考方法は推薦、一般入試とも作文と面接で学力検査は実施しません。
横浜創英は普通コースの募集を停止します。さらに併願入試をとりやめ一般入試はオープンのみになります。
横浜隼人は書類選考型入試をやめて筆記試験での入試に変更します。立花学園は書類選考のみから書類か筆記かを選択できるようにします。また鵠沼は専願入試を書類から筆記に切り替えます。英理女子学院はキャリア部の専願入試をとりやめます。横須賀学院は入試区分を整理し、A進学にも書類選考を導入、オープンを2回に分けるなどの変更を行いました。

このような入試制度の変更があると志願者数が変動し、周辺私立高にも影響を及ぼす可能性があります。

前年度は曜日の関係で推薦入試日を23日に変更する学校が多くありましたが、今度の入試では元の22日に戻しています。英理女学院、聖ヨゼフ学園、捜真女学校、橘学苑、鶴見女子大学附属、日本大学、武相、桐光学園、湘南学院、三浦学苑、横須賀学院、湘南工科大学附属、アレセイア湘南、東海大学相模などです。

このほかの変更点を挙げてみましょう。

相洋が商業科の募集を停止します。中央大学横浜は募集人員が減少します。人気のある学校だけに難易度に影響がでてきそうです。一方で法政大学第二は男女同じ募集数にします。従来男子が多かったので男子は減、女子は増となります。横浜は160人の募集増です。毎年多くの志願者が集まりますが、これによりさらに人気が高まりそうです。向上は難関国公立大学を目指すS特進コースを新設します。募集数は20人で、その分文理コースの募集数が削減されます。鎌倉女子大学はインターネット出願を導入します。公立入試でも導入されることから歩調を合わせた形です。

推薦入試や併願入試では、内申による出願基準を設定している学校がほとんどです。また英語検定や漢字検定などの資格や部活動の実績、生徒会や委員会活動などを評価して内申に加点する学校もあります。併願・単願.comで検索すると自分にピッタリ合った学校が見つかるかもしれません。ぜひ試してみてください。

これらの内申基準は上がったり下がったりしますし、加点項目も増えたり減ったりします。また上記以外にもさまざまな変更点があるので、来春の入試に向けて最新の情報を説明会などで確認し「将来の自分にとって価値ある志望校選択」に向かいましょう。

監修:高校入試活性化委員会(株式会社 リヴィジョン)

(編集部補足)
■私立高校の動きについては過去の概況も確認しておきましょう。
・「神奈川県 私立高校 令和5年度(単願・併願情報)」:よみうり進学メディア
〈2024年度入試〉神奈川県 私立高校「令和5年度 私立高入試の概況」
・「神奈川県 私立高校 令和4年度」:よみうり進学メディア
〈2023年度入試〉神奈川県 私立高校 「2022年度(令和4年度) 神奈川県内私立高入試の概況」
・「神奈川県 私立高校 令和3年度」:よみうり進学メディア
神奈川県 「2021年度(令和3年度) 神奈川県内 私立高入試の概況」

(よみうり進学メディア編集部)

☆よみうり進学メディアではTwitterで記事更新をお知らせしています☆
Twitterのフォローをすると、随時掲載情報が受け取れます。受験情報をお見逃しなく!
■よみうり進学メディアTwitterはこちらをクリック
Twitter.com@yag_ysmedia

関連記事