令和6年度の面接試験は、私立高校や公立高校70校(全日制46校、定時制24校)で実施されます。
県教委も令和9年度の公立入試から、全校で面接を行う方針を発表しており、面接試験は注目され
ています。
面接ではどんな質問をされるのでしょうか、コツはあるのでしょうか。「面接のポイント」をまとめました。
代表的なものとしては「志望理由・動機」「入学してやりたいこと」「中学の時にがんばったこと・思い出」。続いて「長所・短所」「将来の志望・夢」「最近気になったニュース」などです。
それぞれ答えを用意しておくようにしましょう。
特に「志望理由・動機」については、必ずと言っていいほど聞かれます。しっかり考え、自分の言
葉で話せるようにしておくことが必要です。
しっかりと頭の中で自分の考えをまとめても、それをうまく話せるかどうかは別の問題です。
先生に面接対策をお願いするか、保護者の方や友達を面接官に見立てて面接の練習をしてみてください。話し、考えをアウトプットすることで、内容がより整理され、伝えやすい言葉になっていきます。練習を繰り返すことでスムーズに考えを話すことができるようになるのです。
ポイントとしては、質問に対して「結論⇒その理由・エピソード⇒改めての結論」という流れで話すようにしましょう。
結論を先にすることで論理的に要点を伝えることができます。
それでも「事前に用意していない質問がきたら」とか「緊張して上手く話せないかも」と不安な人も多いでしょう。特に真面目な人ほど、練習の成果を発揮しようとあせってしまいがちな傾向があります。でも緊張するのは当たりまえです。たとえ言いよどんでしまっても、それがマイナスにはなりませんので安心してください。落ち着いて、誠実に、質問に答えれば大丈夫です。
面接で先生は、話している内容だけではなく「礼儀正しさ」「受け答えがしっかり出来ているか」「質問内容をよく考えているか」、あなたの態度を見ています。つまりは高校に入学してから、しっかりと学校生活を送れるのかという、あなた自身を見ているのです。
面接実施要領でも「マイナスの得点は与えることができない」とされており、どんな答えであっても減点されるということはありません。
評価の観点は「目的意識及び志望の動機・理由」「学習意欲及び興味・関心」「各高等学校で必要とするもの」とされています。前の2つは前述した「志望理由・動機」「入学してやりたいこと」ですね。質問はそれぞれの面接の先生が決めてもいいので、「各高等学校で必要とするもの」や上記以外のことを質問されるかもしれません。
でも準備していないからとあせらないで、「自分で考え、自分の言葉で」答えましょう。
面接の先生は、答えの内容よりも、答えを真剣に考える、質問に誠実に向き合う、あなたの姿を
見ています。自信をもって、しっかり考え、誠実な態度で。落ち着いて面接に向かえば大丈夫です。
(編集部補足)
前述の通り、埼玉県では令和9年度の公立入試から全校で面接を行う方針が発表されています。
こちらのページで詳しく「面接のコツ」をまとめてあります。
面接のある受験生は、誌面版ではスペースの関係で掲載できなかった部分を含めて読んでみてください。
■面接試験のコツ:よみうり進学メディア
「面接試験どうすれば?」高校入試直前アドバイス-面接まとめ
(よみうり進学メディア編集部)
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