よみうり進学メディア

埼玉 入試情報
2023.11.28

〈2024年度入試〉 埼玉県 私立高校「埼玉県内私立高校の動向」-令和6年度

「将来の自分にとって価値ある志望校選択を!」
将来の自分にとって価値ある志望校選択をするためには、その高校のことをよく知る必要があります。私立高校はコース改編や選抜方法を変更することが多いので注意が必要です。

今年は学校説明会や合同相談会、入試イベントなどが多数開催されています。予約制などの制限はありますが、受験生の皆さんにとって、学校情報を収集できる大切な会です。志望校選びの参考になっているのではないでしょうか。

さて、受験生の皆さんは12月中旬を目途に志望校を決定させ、入試へ一歩一歩近づいていきます。
そこで、首都圏21万以上のユーザーが利用している検索サイト「単願.com」と「併願.com」のデータから、県内私立高校の閲覧状況を取り上げましたので紹介します。

はじめに単願.comと併願.comで閲覧数が多い学校です。

【閲覧数TOP3】
1位/浦和実業学園
2位/浦和学院
3位/埼玉栄

となっており、全てさいたま市の学校です。TOP3の中で順位の変動はありますが、ここ数年はこの3校が人気となっています。

1位は、毎年受験者数が多く、「生徒のくつろぎ空間」がコンセプトの新1号館が完成した浦和実業学園です。昨年度から制服もリニューアルされています。浦和実業学園には多彩なコースがあり、生徒一人ひとりの希望にあった進路実現が可能な学校です。

2位は国際基準の教育プログラムでもある、国際バカロレア教育を取り入れたコースが新設される浦和学院です。こちらも大学進学、国際教育、医療系や芸術系などに対応する10コースがある学校です。

3位は難関国公立や難関私大、医学部への合格を目指すコースなどがある埼玉栄です。総面積が東京ドーム約14個分となる敷地には、生徒一人ひとりの可能性を引き出すための最先端の設備が整っています。

この3校は単願.com、併願.com共に人気となっています。また、それぞれの学校とも部活が全国大会出場常連校という特長も共通です。
このように閲覧数の多い学校は、特長的なコースがあり、部活も盛んな文武両道の学校が上位を占める結果となっています。

また、前記の学校の他にも閲覧数上位の学校としては、西武台(新座市)、浦和麗明(さいたま市浦和区)、叡明(越谷市)などは男子から、細田学園(志木市)、山村学園(川越市)、星野(川越市)などは女子から検索されている様子が伺えます。

この他には、コース変更がある開智(さいたま市岩槻区)、栄北(伊奈町)、大妻嵐山(比企郡)なども多くのユーザーから検索されています。

いずれにしても、このような受験生の動向と埼玉県教育委員会から発表される「進路希望調査」を併せて見ることで、志望校選択の際に有効なものとなります。来春の入試に向けて最新の情報を確認し「将来の自分にとって価値ある志望校選択」に努めましょう。

最後に上記の学校以外でエリア別での検索ランキングで上位にきている学校を紹介します。

【南部エリア】
大宮開成(さいたま市大宮区)・武南(蕨市)
【東部エリア】
春日部共栄(春日部市)・昌平(杉戸町)
【西部エリア】
狭山ヶ丘(入間市)・東野(入間市)・聖望学園(飯能市)
【北部エリア】
本庄東(本庄市)・東京成徳大学深谷(深谷市)

監修:高校入試活性化委員会(株式会社リヴィジョン)新田匡

(編集部:注)
私立高校の動向は、学科やコースなどの改編、募集人員の増減に加え、進学実績が伸びていたり、特色のある学習の開設や校舎の新設などによっても変動します。
本年度のみでなく、過去年度の動きも併せてご一読ください。

■令和5年度試験終了後:よみうり進学メディア
〈2024年度入試〉埼玉県 私立高校「令和5年度 私立高入試の概況」
■令和4年度試験終了後:よみうり進学メディア
〈2023年度入試〉埼玉入試情報 「私立高-令和4年度の入試の概況を見る」
■令和3年度試験終了後:よみうり進学メディア
埼玉県 「2021年(令和3年度) 埼玉県内私立高入試の概況」 単願増加、難関校は敬遠傾向

(よみうり進学メディア編集部)

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