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千葉 入試情報
2023.11.21

〈2024年度〉千葉県 私立高「令和6年度 千葉県内私立入試の動向」

「将来の自分にとって価値ある志望校選択を!」

将来の自分にとって価値ある志望校選択をするために、その高校のことをよく知る必要があります。私立高校はコース改編や選抜方法を変更することが多いので注意が必要です。そこで来春の入試でどの高校がどんな変更をするのか、確認しておきましょう。

授業料の支援金制度の充実と公立高入試制度の変更、そしてコロナ禍によって私立志向が高まっています。それに合わせる形で令和6年度の入試では出願基準を上げる学校が目立っています。
桜林、敬愛学園、千葉明徳、昭和学院、和洋国府台女子、東葉、西武台千葉、千葉黎明、東京学館などが挙げられます。

それぞれ一部コースであったり単願のみ、併願だけであったりと様々ですが、これらの高校を志望する際には注意が必要です。

このうち敬愛学園は進学コースのB推薦を廃止、東葉も進学の併願推薦を廃止するので公立第一志望者は受験しにくくなります。千葉敬愛もB推薦が廃止されます。

一方で千葉日本大学第一では令和5年度に廃止した進学の推薦(単併)を復活させ、検定試験の加点制度を特進にも適用させました。二松学舎大学柏はS特進と特進の併願に加点制度を再適用、進学は入学手続きの延期が可能になりました。両校とも前年度に受験のハードルを上げており、今年度はやや受験しやすくしたようです。

入試日程関係では千葉学芸が前期B日程を廃止、日本体育大学柏光英ⅤERITASも前期Ⅱを取りやめるため受験機会が減ります。しかし日本大学習志野は1月18日入試を追加、17日と合わせて2日間になりました。東海大学市原望洋も併願推薦の入試日が1月17日のみから17日と18日になり、チャンスが広がります。
このほか、植草学園大学附属、敬愛学園、千葉明徳、不二女子、東京学館船橋、愛国大学四街道、千葉黎明、東京学館、敬愛大学八日市場、木更津総合、暁星国際、市原中央などでも入試日を変更しているので確認しておきましょう。

国府台女子が英語科を募集停止とし、普通科の募集人員を増やします。
成田は英語優遇制を導入、検定試験の取得級により英語の試験の得点に10点から20点加点します。桜林は英検準2級で英語の得点80点を保証する制度を導入しました。
いずれも英語の検定取得者には有利になる制度です。

単願入試や併願入試には内申による出願基準を設定している学校がほとんどです。
また英語検定や漢字検定などの資格や部活動の実績、生徒会や委員会活動などを評価して内申に加点する学校も
あります。

併願・単願.comで検索すると自分にピッタリ合った学校が見つかるかもしれません。ぜひ試してみてください。
上記以外にもさまざまな変更点があるので、来春の入試に向けて最新の情報を説明会などで確認し「将来の自分にとって価値ある志望校選択」に向かいましょう。

監修:高校入試活性化委員会(株式会社 リヴィジョン)

(編集部補足)
■私立高校の動きについては前年度の概況も確認しておきましょう。
〈2023年度〉千葉県 私立高「2023年度(令和5年度) 千葉県内私立入試の動向」

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