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千葉 入試情報
2022.11.23

〈2023年度〉千葉県 私立高「2023年度(令和5年度) 千葉県内私立入試の動向」

「将来の自分にとって価値ある志望校選択を!」

将来の自分にとって価値ある志望校選択をするためには、その高校のことをよく知る必要があります。私立高校はコース改編や選抜方法を変更することが多いので注意が必要です。そこで来春の入試でどの高校がどんな変更をするのか、確認しておきましょう。

昭和学院は急激に変化している学校です。来年度からは科学のロマンを追い求める「サイエンスアカデミーコース」が新設され、アスリートアカデミーコースは募集停止になります。併願入試で出願基準のハードルがやや上がるので要注意です。

西武台千葉のアスリート選抜コースが進学コースの中に入り、進学コースのスポーツ推薦制度で選考するスタイルになります。

千葉聖心は2月1日に実施していたB選抜が廃止され、3月の二次選抜を除くと実質1月17日と18日で入試が完結されます。千葉商科大学付属は、募集人員が普通科で増、商業科で減と普通科の比重がより高くなります。その商業科ではB推薦(併願)が廃止されるので、志望者はA推薦(単願)での受験がお勧めです。二松学舎大学柏では、進学コースの募集人員が減り、B推薦(併願)がなくなります。また加点制度は併願利用ができなくなるほか、単願でも上限が縮小され全体的にハードルが上がります。愛国学園大学四街道では、単願Ⅰの出願基準に合わない生徒対象の自己表現型(単願Ⅱ)入試が廃止されます。千葉日本大学第一は、進学コースの単願推薦がなくなります。また特進のみで実施される併願推薦の出願基準が上がるのでこちらもレベルアップします。

敬愛学園の進学コースの募集人員が減少します。また特進コースとともに出願基準が上がります。日出学園は、推薦入試の募集人員が50人から20人に減、一般入試は20人のままですが、推薦入試がメインの入試なので、志願者にとっては厳しい入試になりそうです。そのほか翔凛も募集人員減、東海大学浦安、志学館では募集増になっています。

入試日を変更する学校には植草学園大学附属、敬愛学園、千葉英和、昭和学院、愛国学園大学四街道、千葉県安房西、鴨川令徳、千葉明徳、東京学館、木更津総合、千葉黎明などがあります。

単願入試や併願入試には、内申による出願基準を設定している学校がほとんどです。また英語検定や漢字検定などの資格や部活動の実績、生徒会や委員会活動などを評価して内申に加点する学校も多くあります。併願・単願.comで検索すると自分にピッタリ合った学校が見つかるかもしれません。ぜひ試してみてください。

これらの内申基準は上がったり下がったりしますし、加点項目も増えたり減ったりします。また上記以外にもさまざまな変更点があるので、来春の入試に向けて最新の情報を説明会などで確認して「将来の自分にとって価値ある志望校選択」に努めましょう。

監修:高校入試活性化委員会(株式会社 リヴィジョン)

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