日々頑張っている皆さんを思い浮かべて。アドバイスと励ましの言葉をお送りします。
◆過去問って楽しい!
過去問演習は、もはや受験直前勉強の王道と言ってよいでしょう。実践力をつけるという意味で非常に重要ですが、それ以上に過去問は多くのことを教えてくれます。
まず、これまで努力してインプットしてきた知識で解を導く瞬間の楽しさです。「ここに出てきたことは、あのときのあれか!」という発見も、これまで勉強をしてきたあなただからこそ味わえる喜びです。
逆に言えば、定着が曖昧な箇所、うやむやにしていた部分に関する問題はやはりできないもの。過去問はあなたの弱点発見器でもあるのです。前向きに取り組んで、できなかった部分は即座に対応しましょう。無暗に新たな問題集を買うよりはるかに効果的な勉強法です。
試験日までどれくらいか指折り数えたり、模擬テストの結果を見つめたりしながら、どのような感情を抱いていますか?「もう時間がない」「どうして自分はダメなのか」と、落ち込んでいないでしょうか。焦燥感と自己嫌悪は受験生の大敵です。それらをポジティブ変換していくことで、優雅にかわしていってほしいと思います。
焦りは勉強への集中を削いでしまいます。「時間がない」ではなく、「今が最も長く時間が残されている瞬間である」という事実を思い出しましょう。
模擬テストや演習で思ったより出来が良くなかったとき、「ダメだ」ではなく、「悔しい」という感情を抱くようにしましょう。負けん気のある人は、最後まで伸びる人です。私も経験上、和国でそのような生徒をたくさん見てきました。悔しさは、結果的にポジティブな方向へ自らを導いてくれるものです。
私自身が受験生だった頃、合格祈願をしたときにいただいた鉛筆に、この言葉が刻まれていました。自然と心が落ち着き、まるで「目の前のことに集中せよ」と背中を押してもらったような気持ちになりました。何か自分の胸に響く言葉を携えていると、心のお守りとなってあなたを支えてくれると思いますよ。
Hang in there, you can do it!
(寄稿/よみうり進学メディア編集部)
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