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神奈川入試情報 県立高校改革Ⅱ期計画スタート!

県立高校改革Ⅱ期については、すでに再編・統合対象校の厚木東と厚木商業を除く瀬谷と瀬谷西、逗葉と逗子、城山と相模原総合で、瀬谷西・逗子・相模原総合が来年度入試から募集停止。市立川崎も付属からの進学者のみとなり募集停止。また、神奈川総合に舞台芸術科が新設され募集を行う。

公立高校入試「選考基準」発表される

神奈川県教育委員会は来春の公立高校各校の選考基準を発表した。
全日制の課程(クリエイティブスクールを除く)の募集では、選考比率や重点化、面接の評価の観点を変更した学科・コースは少ない。重点化では神奈川総合・個性、神奈川工業・デザインで導入、大師が変更、向の岡工業が廃止、横浜国際で面接の観点の変更を行う。
一次選考の「調査書・学力検査・面接」の比率組み合わせで昨年度と異なる基準を示した高校は、旭と神奈川工業が「3・5・2」→「4・4・2」へ、七里ガ浜と小田原が「4・4・2」→「3・5・2」へ変更した
選考基準では学習の記録、学力検査と面接の比率は合否算定の基になっている。比率によって入試(学力検査)の1点の重さが違ってくるので注意してほしい。
学力向上進学重点校及び学力向上進学重点校エントリー校17校での特色検査(自己表現検査)は、共通問題と共通選択問題を用いて実施する。

令和3年度公立高校入学者選抜日程

公立高校入試は全日制・定時制・通信制で同日程の「共通選抜」が2月15日(月)学力検査、16日(火)・17日(水)に面接・特色検査、※追検査22日(月)、3月1日(月)合格発表。定時制と通信制の一部で「共通選抜」の後にある「定通分割選抜」が3月12日(金)学力検査、12日(金)・15日(月)に面接・特色検査、19日(金)合格発表となっている。
共通選抜では学力検査と面接が必ずあり、学力検査は全日制では原則5教科、定時制では3教科が実施される。
※追検査…インフルエンザ等のやむを得ない事情で学力検査を受検できなかった者に対する措置。

学力検査はマークシート方式だが…

学力検査は思考力・判断力・表現力を見る内容で全国の入試問題の中でも良問だといえる。
解答方法は記号式選択問題でマークシート方式(記述問題はあり)。問題の作成は年毎に工夫され、パターン化されているとはいえないので甘く見てはいけない。これからも入試に関する動きには注意が必要だ。
もう一度、選考基準だけでなく、面接や面接シート、選考の仕組みなどを必ず確認してほしい。

コロナ禍の中で何が起こるのか…

新型コロナウィルス感染拡大防止で休校になったり、高校説明会が延期や中止になったりと、例年とは大きく状況が異なり高校入試について不安を感じる生徒や保護者も多いと思う。文科省からは、令和3年度高校入試等の実施に当たり配慮項目が提示され、各都道府県から中3学習内容の一部を出題範囲から削除する発表があった。
◎神奈川県の出題範囲除外について
〔社会〕公民分野の「私たちと国際社会の諸課題」。〔数学〕中3学習内容の「資料の活用(標本調査)」。〔理科〕第一分野の「科学技術と人間」第二分野の「自然と人間」。〔国語〕漢字を問う問題において、中3で新たに習う漢字。〔英語〕英単語を問う問題において、中3で新たに習う単語。
◎入学者選抜での調査書の記載事項の取り扱いには変更はない。「特別な事情を有する場合、必要な配慮を行い、志願者に不利にならない選考を行っている。また、中学校以外の活動の記録(資格や部活動の実績など)等は、選抜資料とはしない。」となっている。
◆コロナ感染者又は濃厚接触者を対象とした「追加の検査」について
2月に実施する検査(追検査を含む)を受検できなかったものを対象に、追加の検査を実施する。日程は、3月10日(水)に認定された受検者を対象に追加の検査、3月17日(水)に追加検査の合格発表。
ここまでが、7月3日に発表され「募集案内」にも掲載されている。

県教委に聞いて来ました、「コロナ対応

神奈川県教育委員会を訪問し、来春の高校入試について、①入試制度②学力検査(入試問題)③コロナ対応、その他を尋ねました。ここでは、コロナ対応についてのやりとりを、
Q 面接の実施について、電車での行きかえり、控え室での危険等々。
A 今年は密にならないように措置をとる。面接をやらないというわけにはいかないのでコロナ対応をしっかり行う。
Q 合格発表はオンラインにすべきでは。
A 行いたいが、予算とセキュリティ的に今すぐは難しい。
Q 合格発表後のコロナ枠は。
A コロナのための「追加の検査」は、定員の外枠でとる。そのための検査を行い合格者を決めていく。
Q 公立中学校の進度差が例年以上になっているのでは。
A 入試範囲が終わるか?ということについては、各中学校が年間指導計画に基づく学習進度は校長の教育課程編成権、中学校関係者からはコロナ禍の中で工夫して進めている。〈注〉出題範囲については、県内公立中学校長会の代表者らと4回協議を行った。
Q 全公立展が中止されたが、高校選択についてはどのように調べたらよいか
A ホームページの充実、全公立展用配布資料(各生徒に配布済)にQRコードをつけて学校にアクセスできるようにした。
やり取りの中では、細かな点まで具体的に聞いたが、紙面の都合でQ&A記載とした。高校の様子は、合同での説明会はなくても、各校での説明会は秋に予定されている。各校への問い合わせ、先輩から聞くのも対処方法だ。
最後に県教委からは、『現状の対応が完璧だとは思っていない、コロナの状況を常に判断しながら、最善の方策を考えて実施していく』といった覚悟を感じたことを記載する。