よみうり進学メディア

東京 入試情報
2026.7.24

〈2027年度入試〉東京入試情報「志望校選択の夏、課題は4つ、着実に」-令和9年度

〈令和9年度入試に向けて〉志望校選択の夏、課題は4つ、着実に

 

説明会に参加して、志望校とめぐり合おう
1学期も後半となり、受験生の夏が到来した。

都立・私立高校のホームページなどで、学校説明会・体験入学等の日程が発表され始めている。
申し込み制や定員制など制約はあるが、積極的に参加しておきたい。

多くの3年生は、夏の大会で部活を卒業する。全力で戦い抜いてほしい。
多忙な日々が続くが、そんな中でいろいろな機会を生かして、情報を集め、高校生活を体験して、自分を伸ばしてくれる学校とめぐり合ってほしい。

 

9年度の都立の入試日程は、やや早まる

5月末に令和9年度都立高校の入試日程が発表された。 ※1
<推薦>
出願/12月18日~1月18日
選抜実施/1月26日・27日
合格発表/2月2日
<第一次募集>
出願/12月18日~2月4日
選抜実施/2月21日
合格発表/3月1日

・出願はインターネットを使用する。

・合格発表は、校内への掲示、及び合否照会サイトで実施される。

・8年度入試から、都立高校の分割募集は廃止され、前期募集に集約されている。

 

■※1 「都立高校 入試日程」について詳しくは:よみうり進学メディア
〈2027年度入試〉東京都 都立高「入学者選抜の日程決まる」‐令和9年度

 

入試制度の理解は高校入試の第一歩

都立全日制一般入試の学力検査では、共通問題で実施する学校はマークシート方式となる。 ※2

また、学力検査と調査書の比率は7対3となり、実技系教科の調査書点は2倍にされる。※3

進学指導重点校グループと進学重視型単位制高校グループでは、国語・数学・英語の3教科の入試問題は自校作成の形(一部共通テスト問題も可)となっている。※4

8年度入試での、全日制の自校作成問題採用校は、日比谷、戸山、青山、西、八王子東、国分寺、国立、新宿、墨田川、立川(普通・理数)、国際の11校で、それぞれ国語・数学・英語を自校作成とし、他の教科は共通問題を実施した。国際は英語のみ自校作成となる。※4

私立高校は、推薦の解禁日が1月22日、一般が2月10日となっている。入試日程や推薦や併願優遇などの制度の具体的な内容、その基準などは、各学校の説明会などで知ることが出来る。

都立高校の選抜基準や私立高校の入試制度を研究すること、各教科の評定や学力は「自分なりの目標」を定めることなどが、今後の皆さんの努力目標となる。

 

■※2~4 都立高校入試制度の概要については、東京都の「受験生パンフレット」に分かりやすくまとまっています:よみうり進学メディア
〈2027年度入試〉東京都 都立高「受験生向けパンフレット」を公開-令和9年度
・※2マークシート方式について:13項 マークシート方式による学力検査
・※3学力検査と調査書の比率について:10項 都立高校入試のしくみ
・※4自校作成問題採用校について:16項 Q&AのQ8

 

過去の入試問題を見て研究してみよう

夏休み期間中に過去の入試問題を見て、解答の仕方や、記述問題の内容などを調べておくことも重要なポイントだ。 ※5
忘れていた1・2年生の内容の復習をすること、出題の形式や各教科の文章題の量を見ることで、今後の勉強方法を考えることができる。

このため、複数の年度の過去の入試問題を研究しておきたい。ただし、5年度以前の問題には、いくつかの新しい単元がないことに注意が必要だ。

 

■※5「都立高校 過去問題」はこちらで確認できます:東京都教育委員会
都立高等学校入学者選抜 学力検査問題及び正答表等

 

公私の学校展に参加して情報収集も

・8月2日に教育庁主催の都立工科高校ドリームフェスタが新宿住友ビル ※6
・8月9日に都立商業高校セッションが東京国際フォーラム
・8月9・10日に東京都教育委員会主催の都立高校EXPOが東京国際フォーラム ※7
・8月29・30日に都内私立の進学相談会が東京国際フォーラムで開催される(東京都私立中高協会主催)。

それぞれ、予約制ではあるができるだけ参加し、公・私の情報をゲットしておきたい。
気になる学校をリストアップし、知りたいことをまとめて参加しよう。

受験生の重要な課題は、自分に合った、伸ばしてくれると確信を持てる志望高校とめぐり合うことだ。

 

■※6「都立工科高校ドリームフェスタ」について詳しくは:よみうり進学メディア
東京都 都立高「都立工科高校ドリーム・フェスタ2026」開催を発表
■※7「都立高校EXPO」について詳しくは:よみうり進学メディア
〈2027年度入試〉東京都 都立高「都立高校EXPO」開催を発表

 

課題は4つ、計画を立てて、夏に伸びよう

夏の大会までで、部活動を引退する人も多いと思う。そこからが本当の受験生だ。

3年生の夏は忙しい。
実力養成をしながら、定期テスト、会場テスト、校内実力テスト、各種検定などに挑戦すること。さらに、各高校の体験入学や説明会に参加し、志望校を見つけるなどの重要な事項が控えている。

健康に留意して、これからの日々を過ごしていってほしい。健康管理も、皆さんの重要な受験対策だ。

学力の向上、調査書対策、志望校の研究、健康管理の4つが夏の課題だ。

 

学費を気にせず志望校を選択できる時代

国と都からの私立高校生に対する学費助成制度が充実してきた。 ※8

国からの就学支援金は、家庭の年収の目安が廃止され、年45万7,200円となった。

また、東京都では、都内外の私学入学生に対して「学費負担軽減制度 ※9」という助成金制度がある。国の支援金に加えて支給されるが、一律4万3,800円が加算され全体で50万1,000円が授業料から軽減される。
学費を気にせずに志望校を選べるようになっているのだ。

ただし、入学金や授業料、施設費などの不足分は家庭の負担になるほか、助成金の支給時期によっては、それまでの期間は家庭で負担することにも注意が必要だ。

また、教科書代や制服の費用、交通費、修学旅行積立金などの費用も調べておく必要がある。
詳細は、各私立高校または、東京都私学財団へ。

 

■※8「国の就学支援」について詳しくは:文部科学省
高校生等への修学支援
■※9「東京都の学費支援」について詳しくは:
所得制限なく私立高校等の授業料支援が受けられます:東京都ホームページ
私立高等学校等に係る東京都の学費負担軽減制度(一覧):東京都生活文化局
授業料・入学料・支援制度等:東京都教育委員会

 

 

(岩佐教育研究所 岩佐桂一)

 

☆よみうり進学メディアではX(旧Twitter)で記事更新をお知らせしています☆
X(旧Twitter)のフォローをすると、随時掲載情報が受け取れます。受験情報をお見逃しなく!
■よみうり進学メディアX(旧Twitter)はこちらをクリック
x.com@yag_ysmedia

関連記事