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入試情報
2020.11.5

11月のテーマ「受験生の心技体」

受験の勝負は学力だけじゃないメンタルとフィジカルも大事な要素

刻一刻と入試本番が近づいてきますが、まだまだ時間は十分にあります。
さて、今回皆さんにお伝えしたいのは、受験は総合力の戦いだということです。
学力が重要なのは言うまでもありませんが、それを支えるのは強い心と体です。

武道やスポーツの世界では昔からよく「心技体」(しんぎたい)ということが言われます。
心と技と体。この三つがそろっていること、なおかつバランスがとれていることが、ものごとをうまく進めて行くために重要である。
そんな意味かと思いますが、最近では大人のビジネスの世界や、日常生活でも応用されているようです。
そうだとすれば、「心技体」の充実とバランスという考え方は皆さんの受験勉強にも当てはまるかもしれません。

そこで今回は、受験生に必要な「心技体」について考えてみます。

「心技体」は少し古くさい言葉だと感じる人は、「心」を「メンタル」に、「技」を「スキル」に、「体」を「フィジカル」に置きかえてみてください。

やる気が低下したときの対処法

受験生に必要な「心」とは、志望校合格に向けての「ぶれない心」です。

成績の上がり方には波があります。一気に上がることもあれば、停滞することもあります。時に下がることもあります。模試の結果に一喜一憂せず、絶対に合格するのだという強い気持ちを持ち続けてください。

どんなに強い気持ちを持っていても、時々、やる気(モチベーション)が下がることがあるかもしれません。そういう時は、「心技体」のバランスが悪くなっている可能性があります。無理にやる気を出そうとするより、体を動かしたり、逆に体を休めたりする方がやる気を取り戻すには効果的かもしれません。また、思い切って勉強のやり方を変えてみるのもいいでしょう。そのやり方が良いかどうかは別として、その結果やる気が回復することがあります。

継続は力と言って、地道に同じことを続けるのが成功のコツですが、時に変化を加え、「心」に刺激を与えることも必要です。

今こそ実戦型への切り替えどき

受験生にとって「技」とは、「技術」すなわち勉強法ということになります。

勉強法については、これまで本紙でも何度か触れてきましたが、この時期(11月)に必要なのは、実戦型学習への切り替えでしょう。具体的には過去問を含む問題練習中心の勉強に切り替えることです。

問題を解くという行為は単に覚えた知識の確認というだけでなく、解答の仕方の訓練という意味合いがあります。

入試問題には、記号を選択する方式もありますが、記述・論述式もあります。特に論述式に必要な力は問題演習によって培われます。

手元に教科書・ノートを置いて

皆さんが問題を解く時は、まずは何も見ずに解くと思います。

しかし、いくら考えても解けそうもない問題にいたずらに時間をかけるのは考えものです。テストではないのですから、どこかで見切りをつけて、教科書やノートで確認するというのも受験生が身につけるべき「技」と言えます。少し時間をかければ出来そうな問題か、どうやっても出来そうもない問題か、その見極めが重要です。いずれにしても、問題に取り組む時は、手元に教科書やノートを置いて、必要に応じていつでも確認できるようにしておいたほうがいいでしょう。

使わないと体力は衰える

「心」と「体」はつながっています。しかも強くつながっています。

体力が弱っているときにやる気が起きることはありませんし、良い結果が出ることもありません。

これから入試本番まで、ベストコンディションを保ち続けるのは難しいという前提に立ちましょう。今が絶好調(ピーク)だとして、それがあと3か月も4か月も続くはずがありません。

良い時期と悪い時期は交互にやってきます。重要なのは悪い時期の落ち込みを最低限にとどめることと、悪い時期を長引かせないことです。

それには、よく言われるように規則正しい生活を維持することです。特に睡眠と食事に規則正しさが求められます。

体の力は使わないと衰えます。体育の授業がありますから、まったく体を使わないということはないと思いますが、体を動かすことを忘れないでください。どうも調子が出ないというとき、体を動かしてみると解決するケースがあるものです。

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