「聞く「読む」「書く」の総合力が問われる
大問1は放送を聞いて答える問題(リスニング)で配点は21点です。会話文中心で、難しい表現はあまり使われていません。文を聞いた後に、「Which」「What」などの形で問われることが多いので、そこに注意しながら会話を聞きとるようにしましょう。
放送時間は約10分かかるので、残りの40分でそれ以降の問題を解かなければなりません。長文を読んだり、作文を書いたりしなければならないので、時間配分が難しい教科です。
大問2は対話文の完成です。対話の流れを理解し適語を入れますが、最初の一文字が示されているので分かりやすいでしょう。
大問3も適語補充ですが選択技があるので、さほど難しくはないでしょう。基本的な文法知識をしっかり身に付けておきましょう。
大問4は整序問題(単語を並べ替えて、正しい文章を作る問題)です。各問とも1語ずつ不要な言葉が含まれていますが、基本的な文法事項を理解できていれば大丈夫です。ただし、正答率23・9%の問題もあるなど、決して簡単とは言えません。
大問5は作文です。条件作文と呼ばれるもので語数(5語以上)や書き出しの文章が決められています。内容もさることながら、示された条件をはずさない英文を書くことが重要です。
作文では、教科書に出てくる重要構文や慣用表現を覚えておくと役に立ちます。言えるだけでなく、書けるようにしておかないと点数にはつながりません。
大問6から大問8までは長文読解です。記号選択問題ですが、大問7は質問が英語です。
最後の方の問題の出来がやや悪いのは時間不足もあるかもしれません。前述したように時間配分が特に難しい教科と言えるので、日頃から時間を意識した練習をしておく必要があるでしょう。