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入試情報
2022.4.15

〈2023年度入試〉模試の結果『第一志望校の判定はC』合格できますか?-模試判定は勉強に生かそう!

「模試の結果、第一志望校の判定はC。今からがんばったら
受かると思いますか?」

ある試験を受けて「合格判定C」とあったわけですね。
模試の合格判定が気になる…それは受験生にとって「あたりまえ」ですが、
さあ、どうしますか?
まずは「合格判定のしくみ」から順に説明していきます。

Q1:模擬試験の志望校合否判定とは、どういう仕組みなんですか?

A:合否判定は、偏差値から志望校の合格ラインを算出し、合格の可能性をパーセンテージで示しています。

模試の合格判定基準は、5段階の場合おおよそ以下のようになります。
・A判定:合格可能性80%以上
・B判定:合格可能性60%程度
・C判定:合格可能性50%程度
・D判定:合格可能性30%程度
・E判定:合格可能性20%以下
※実施団体により「合格圏/可能圏/努力圏」など表現が変わる場合や、5段階ではない場合もあります。

Q2:では、その「合格ラインを算出し」とは、どういうことですか?

A:合格ラインは偏差値によって「統計的」に出されます。

例として偏差値55の人が100人受験し、そのうち80人が合格したA高校があったとしましょう。
偏差値55で80%の合格率ですね。いちばん初めがここです。
偏差値50の場合X%、51の場合Y%…と偏差値の順で並べていくと、A高校の合格ラインができあがります
このような昨年までの合格者の統計(データ)が蓄積されていきます。
この次のテスト以降からは「偏差値55を合格可能性80%の偏差値として決めて」、55以上の偏差値を出せば80%以上の判定がつく仕組みになっています。

■合格ラインの前に「偏差値」を知っておくと、より分かりやすくなります。参考ページは
「偏差値ってなに?」志望校選びに生かす偏差値 その1
「偏差値ってなに?」志望校選びに生かす偏差値 その2

よくある質問で
「合格判定50%とは、2回受けて1回受かるということですか?」というのがありますが、「合格判定50%とは、その成績を取った生徒の2人に1人が受かる」という意味です。
つまり50%は1人の生徒にかかるのではなく、同じ偏差値帯(グループ)の生徒にかかる50%です。
「偏差値55の人が100人受験して、その100人の入試結果が50人合格ならば、その学校は偏差値55で合格判定50%という数字になる」というデータがある、を示しているということになります。
合格判定50%くらいならば、テストによって大幅に結果が入れかわると言われています。

Q3:模試を何度も受けると、判定がいろいろ変わっているようにみえますが?

A:模擬試験を複数受けると、同じA高校でも判定がB判定だったりC判定だったり、変わっても普通です。
ですからある1回の模試結果が「判定C」だったからといって不安になる必要はありません。

理由のひとつは、模擬試験の主催会社によってこれまでのデータの蓄積が異なっていると、判定の出方も変わってくるからです。
模擬試験によって受験者が違っていたり出題傾向が異なっていたりしますね。こうしたいろいろな理由による数字的な異なりから、統計的な結果も変化するわけです

さらに「模擬試験でA判定が出ていてもその高校を受けない」という生徒もいますね。
さらにさらに、受け取った「判定」には「この年度の受験生グループのデータ」は反映されていませんね。
つまり判定での数値は、膨大なデータを解析して算出されるため信頼度は高めですが、今年の試験状況は予測にすぎないのです。
模擬試験の結果は「このままのペースで勉強しているとこの程度の合格率」という未来予測です。「この判定が絶対だ」ではなく、「参考程度だ」ということです。

Q4:参考程度といっても「合格可能性50%程度(C判定)」だと悩んでしまいます。どうしたらいいですか。

A:合格判定に振り回されるのはよくありません。
判定の仕組みからもう一度いいます。「合格判定50%とは、その成績を取った生徒の2人に1人が受かる」ということです。100人だった場合にはそのうち50人合格する、というデータ(統計)です。
ですので、あなたの能力がずっと「C判定だ」というわけでは決してありません、効果的に勉強すれば判定は変わります。

さらに、入学試験はこれからの受ける未来の試験です、問題も結果もまだ出ていません。合格判定は未来の予測です。

C判定という結果に悩む必要はありません。「C判定だったけど、どう取り組んでいこうか」に頭を切り替えて作戦を練ることです。判定結果を分析し勉強方法を改善していきましょう。悩んでいる暇はありませんよ。

Q5:判定結果を勉強で活用するとは、具体的にどういうこと?

A:「C判定は合格可能性50%程度」の人が集まったグループ(同じ偏差値帯)、100人いたら50人合格するグループでした。合格を狙える可能性が十分にあります。何が何でも志望校に入りたいという強い気持ちがあれば、最後までチャレンジを続けましょう。

模試の「判定」ではなく、「模試の問題」と「あなたの答案用紙」を見てください。
解答データと照らし合わせてみましょう。

①どの教科で差がついていますか。どの単元の問題で間違えましたか。
成績の底上げが必要な科目や単元を洗いなおし、該当部分にすぐ取り組みましょう。
②ほかの受験者の正答率が高いのに得点できなかった問題はありませんか。
正答率が高い問題は正答しないと差がでます。必須項目を学習し損なっていませんか。
いま一度チェックしましょう。
③不正解だった問題の復習はしましたか。間違えた理由はなんですか。
正しい解答を理解しましたか、覚えなおしましたか。
例えば数学の計算問題などで、まだ練習不足の分野はありませんか。
一度間違ったことは覚えなおしをして二度と間違えないようにすれば、それだけでも偏差値は上がってきます。

最後に「応援の気持ちを込めて」まとめます

事前の模試の判定がBやCでも受かった人はいくらでもいます。
模試の結果を見てまずやることはC判定である原因を探り、B判定、A判定にするための作戦を練り計画を立てることです。
1教科につき5点から10点、問題数にして各2、3問。これを上乗せできれば判定も上がるでしょう。
「あと5点か」と思えばできそうな気がしませんか。

それでは「模試判定がCだった。受かると思いますか?」の答えです。
Cだったといって「おちこむ」場合でもないし、「やみくもにがんばる」だけでもありません。
具体的に教科別、単元別で見直しし、「何と何を、いつまでに、どれだけやるのか」を定め、継続して取り組んでいくことです。
そうすれば受かります。もしくは受かる可能性が格段に高まります。

(よみうり進学メディア編集部)

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