「伝統の商業教育、地域連携も強化」 埼玉県立幸手桜高校(幸手市)
幸手桜高校は平成25年に誕生した総合学科の学校です。
現在の校地には、かつて旧幸手商業高校がありましたが、幸手高校との統合により幸手桜高校として生まれ変わりました。
こうした経緯があるため、総合学科でありながら、商業教育に強みをもつ学校となっています。
文理系列と商業系列
中学校では全員が同じ教科・科目を学びますが、高校には必修科目と選択科目があります。全員が学ぶのが必修科目、各自が選んで学ぶのが選択科目です。
総合学科の特徴は、必修科目より選択科目の割合が高いことで、生徒は多彩な選択科目の中から自分の興味や関心に合わせて学ぶ科目を決めます。
ただ、たくさんの中から選ぶのはなかなか難しいものです。選び方によっては、目指す進路と合わなくなる場合もあります。
そこで同校では、文理系列と商業系列という2つの大きな枠組みを設け、入学後どちらかを選び、その上で選択科目を選ぶという形をとっています。
大学など上級学校への進学を考えている人は文理系列、就職をメインに考えている人は商業系列といった選び方になるでしょう。
商業高校と同等レベルの設備と指導陣
前述のように同校は、70年の歴史を誇る幸手商業を引き継いでいるので、商業高校と同等レベルの教育を受けることができます。
就職指導に強い先生、資格や検定に詳しい先生、コンピュータによる情報処理を専門とする先生など強力な指導陣は、商業高校顔負けです。
設備面でも最新パソコンも250台以上設置されるなど充実しており、ハイレベルな情報処理教育が行われています。
通学は広範囲から
男女比はおよそ6対4で女子比率が高くなっています。
東武線「幸手駅」からは徒歩17分ほどです。電車利用の生徒が6割近くを占めています。
電車利用者が多いのは、県東部地区には商業や情報処理を本格的に学べる学校が比較的少なく、春日部市、越谷市、久喜市、加須市、草加市、杉戸町など広範囲から生徒が通っているためです。
地元幸手市や企業・大学との連携
同校は、地元幸手市をはじめ企業や大学との連携を積極的に進めています。
幸手市とは包括連携協定を結びました。
大学とは高大連携協定を結び、大学の講義を受講したり、大学生との交流会を行なったりしています。
学びの場は学校内だけではありません。生徒たちはどんどん外の世界に飛び出し、さまざまな体験をします。地域の人々も学校を訪れます。幸手桜高校は、今や幸手市民にとってもなくてはならない存在になっています。
■参考リンク:幸手市との包括連携協定(幸手市ホームページ)
【幸手桜高校 基本情報】
340-0111 幸手市北1-17-59 TEL 0480-42-1303
幸手桜高校ホームページ/https://sattesakura-h.spec.ed.jp/
創立 2013年(平成25年)
学科 総合学科
生徒数
1年 男 58人 女 93人 計 151人
2年 男 58人 女 95人 計 153人
3年 男 55人 女 93人 計 148人
令和4年度入試結果
▽総合学科
募集200 受検者149 倍率0.75
令和3年度進路状況(令和4年3月卒業生)
卒業生数 167人
大学 7.2%
短大 2.4%
専門学校 31.1%
就職 58.7%
その他 1.8%
交通アクセス
東武日光線「幸手駅」より徒歩17分
【令和4年学校説明会等】
▽オープンキャンパス
第1回 7月29日(金)
第2回 9月3日(土)
▽学校説明会
第1回 10月22日(土)
第2回 11月19日(土)
▽入試説明会
第1回 12月17日(土)
第2回 令和5年 1月14日(土)
第3回 1月28日(土)
詳細は幸手桜高校ホームページ「受験生の皆さまへ」でご確認ください。
(よみうり進学メディア編集部)
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