学校の近辺に先端技術分野において優れた企業や研究機関、大学などが多数存在し、教育資源を最大限に活用した教育を行っている都立多摩科学技術高校。科学技術科に特化している同校は、4つのコースに別れ、専門的な理系知識の取得・研究ができる学校だ。
同校の学校説明会では生徒会に所属している生徒が、来校した中学生や保護者を案内してくれるという。
今回は、F.Kさん(2年・武蔵野市立第二中学校出身)とK.Aさん(2年・国分寺市立第二中学校出身)に話を伺った。
Fさんは「分野毎に用意された実験室など、施設も自慢ですが、学校内に各生徒が研究しているテーマについて発表を掲示しているので、こちらを見ていただくと具体的なイメージがわくと思います」と科学技術科の学校ならではのポイントを教えてくれた。現在、Fさんは『室内の混雑度』について、Kさんは『学生向けの物品管理アプリ』についてそれぞれ研究中とのことだ。
Kさんは学校説明会の重要性について、「私は元々普通科の高校への進学を考えていましたが、実際に多摩科技(たまかぎ)の説明会に行って、校風や具体的な学習内容が自分に合っていると感じました。ホームページや本からは伺えない情報を多く得ることができます」と経験談を交えて教えてくれた。
また、中学生へ学校選びのアドバイスとして、Fさんが「合格はゴールではありません。高校生になって何がしたいか、を意識して学校を選んだ方が絶対に良いです」と、Kさんが「ここへ行こう、と決めたら迷わず頑張ってください」とそれぞれ語ってくれた。