よみうり進学メディア

埼玉 高校レポ
2022.10.11

県立熊谷西高校(熊谷市)「『進学の熊西』を宣言、国公立現役合格に照準」-進学指導

1975年(昭和50年)創立の熊谷西高校は、公立の中では比較的歴史の新しい学校です。しかし現在では熊谷・熊谷女子の両伝統校と並び、県北を代表する進学校として、その名を不動のものとしています。
普通科のほか理数科を擁する学校で、文部科学省スーパーサイエンスハイスクールの指定校でもあることから、科学教育や理系進学に強い学校としても知られています。

「進学の熊西」を前面に押し出す

令和4年春の大学入試では、現役進学率86%、国公立合格66人(うち現役57人)を達成しました。国公立合格者は熊谷の137人(現役96人)には及びませんが、熊谷女子の63人(現役57人)と肩を並べるものです。国立最難関大のひとつである東京工業大学に2年連続合格者を出しているのもSSH指定校の名に恥じない実績と言えます。
こうした実績を背景として、今年度は「進学の熊西」を強く前面に押し出した広報活動を展開しているので、受験生の皆さんもこの言葉を一度は目にし、耳にしたことがあるかもしれません。
もともと進学校なので、わざわざ「進学の熊西」と名乗る必要は無いようにも思えますが、現状に満足することなく、さらに上を目指す学校であることを知らせるために、この言葉を使っています。「進学の熊西」は、学校内外に向けた約束です。


授業第一主義を貫き、現役合格めざす

同校の進路指導をリードする、進路指導主事・平井利久先生は「授業第一主義のもと、基礎学力の徹底強化を図ってきたこと、全教員が一丸となり組織的な進路指導を継続してきたことが、今日の結果につながっている」と話しています。
平井先生が特に強調されていたのは、同校の「計画的で、組織的で、継続的な進学指導」ですが、この点については、同校ホームページをご覧になれば一目で理解できるでしょう。

伸ばす指導のノウハウを全公開

「進学の熊西」を名乗るだけあって、同校サイトの進学指導関連ページは非常に充実しています。情報の質と量は県内随一と言っても決して言い過ぎではありません。全体方針はもとより、学年ごとの目標や具体的な指導内容などが事細かに記されています。「熊西生がなぜ伸びるか」の秘密が惜しげもなく公開されているので、ぜひ一度ご覧になってください。

埼玉県立熊谷西高校ホームページはこちら

(よみうり進学メディア編集部)

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