よみうり進学メディア

埼玉 高校レポ
2022.10.14

開智高校(さいたま市岩槻区)「自由な校風のもと、県内トップレベルの実績」-進路指導

開智高校への入学には2つのルートがあります。ひとつは開智中学校からのルート(一貫生、内進生などと言います)、もうひとつは高校からの入学です(高入生などと言います)。
この点は、他の中高一貫私立高校も同じですが、開智高校の場合は、他校とは少し違っています。高校からの入学生は、一貫生とは完全に独立した形で高校生活を送ることになります。クラスが混ざり合わないのは当然ですが、行事や部活などもそれぞれに行われます。校舎も一貫生とは別棟です。
こうした点を踏まえて、開智高校(高等部)の進路指導と実績について紹介します。


高入生だけで国公立現役50人、東大3人合格

令和4年3月の大学入試では、国公立に65人(うち現役50人)が合格しました。高等部卒業生は240人と少なく、公立進学校(360人前後)の3分の2程度なので、その点を考慮すれば、見事な結果と言えます。しかも、東大3人をはじめ、東京工業大1人、北海道大4人、東北大4人、名古屋大1人、九州大1人など難関大にも合格しているので、内容的にも申し分ありません。

私立大の方も、早稲田大33人(現役31人)、慶應大27人(すべて現役)、上智大18人(現役17人)などと、これまた堂々たる実績を残しています。繰り返しになりますが、これらは中高一貫生を含まない、高等部(高入生)だけの数字です。

自分で考え、主体的に行動できる人に

高校3年間で、つまり公立トップ進学校と同じ条件の下で国公立及び私立難関大への現役合格を果たす。これが開智高校の目標です。
と、このように言うと、さぞ厳しい指導が行われているのではと思われがちですが、学校の雰囲気はきわめて明るく、自由です。
もちろん一定の厳しさはあります。たとえばクラス編成は習熟度別です。分かりやすく言えば成績順です。学年ごとに入れ替えもあります。油断すると下位クラスに下がってしまいます。

しかし、そんな中でも生徒が伸び伸びと過ごせているのは、学校生活すべてにおいて主体性が重視されているからでしょう。
人に指示されるのではなく、自分で考えて行動できる人になりなさい。そのために学校は最大限の自由を保障します。これが開智高校の揺るがぬ方針です。

開智高校ホームページはこちら

(よみうり進学メディア編集部)

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