約80年の歴史を持つ啓明学園高校は、キリスト教の教えの基、心を育む教育を行う。
約3万坪の広大なキャンパスで、生徒たちは思う存分に勉強や行事、部活動に励む。そんな同校には、外国籍の生徒や帰国生といった国際生が約30%を占める。国際生とは、ホームルームや学校行事、部活動も一緒に行うので、学校に居ながら異文化体験や外国語を耳にする機会が多いのが特長。世界をつなぐグローバルな学びが実践されている。
国際色豊かな校風に憧れて入学する生徒も多く、「英語が好き」と話すYさん(2年・昭島市立拝島中学校出身)と、「留学プログラムに参加したくて」と話すKさん(2年・小金井市立小金井第二中学校出身)に話を聞いた。
将来、英語の先生を目指すYさん。「2年次の習熟度別の英語演習(選択科目)の授業で国際生と一緒に学ぶことができ、国際生の流暢な英語を聞き取れるようになり、自分も同じように話したいと思います」と英語の勉強に励んでいる。
同校では、「英語ディベートコンテスト」や「英語・外国語スピーチコンテスト」を行い、コミュニケーションを重視した英語教育にも取り組む。
現在、2年生には30人の国際生が在籍し各クラスで7・8人が一般生と一緒にホームルームを行っている。「国際生からは新しい価値観を学ぶことができ、視野を広げることが出来ました」とKさんは話す。コロナ禍で留学は出来なかったが、大学進学後には行きたいと、夢がさらに膨らんだようだ。
また、同校では毎朝の礼拝から1日が始まる。放送委員による日本語、国際生による英語での聖書の朗読が行われる。「短い時間ですが英語の勉強にもなり、心が洗われる気持ちになります」と2人は話す。
そしてクリスマスにはクリスマス礼拝が行われ、学園正門にはツリーが、校舎内にはクリスマスの装飾が施され、学校中が楽しい雰囲気になるそうだ。
最後に2人は「授業だけでなく、クラスメイトから様々な国の文化を学ぶことができる楽しい学校です」と教えてくれた。
(よみうり進学メディア編集部)
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