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創立から80年を超える千葉の名門、県立千葉東高校。知識だけにとどまらない学習へ向け、部活動や学校行事にも力を入れている。生徒会役員の6人に、この7月に実施された「東雲祭(しののめさい)(文化祭)」での取り組みを聞いた。
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生徒会長のMさん(市川市立第四中学校出身)と副会長のHさん(千葉市立大宮中学校出身)はともに2年生。続くコロナ禍の中、昨年度の文化祭は校内のみで開催、本年度は招待制で校外関係者にも門戸を広げた。
「生徒主体の学校です。生徒会では自分たちがやりたいことと、その結果どうなるかをあらかじめ考え、行動指針を示しています」とMさん。続けてHさんは「コロナ対策は国や県の基準などを確認し、安全を最優先にしました。感染対策は重要なので先生たちに報告しながらでしたが、基本、生徒主体で決めています」と話す。
同校では「3年生によるミュージカル」が恒例で人気を博している。「皆で考え、座席の配置、舞台との距離、換気など感染対策を整え、整理券を配り、マスク着用のうえで開演しました」とMさん。「他にも食品の提供は禁止など『やりたいことだけど今年はしない』に理由も加え、全員が納得できるよう、各クラスに説明していきました」とHさん。
自由な雰囲気であると同時に、勉強にも真剣。『やるべきことをやる』を心がけ、生徒たちは自ら学問へ向かっていく。進学校である同校は週に3日7時限、各50分授業。定期テストはもちろん、朝の小テスト、模試、自主勉強など、日ごろからの体制づくりもされている。
Hさんは「文化祭での写真を集め、1時間でスライドショーを作り、エンディングとして体育館で公開しました。皆の拍手をもらったとき達成感がありました。生徒会活動は社会生活の基本にもつながるように思います」。Mさんは「自由の基盤には責任がある、これは社会人になったときにも心がけていきたい。将来は法曹界を目指しています」と頼もしい笑顔を見せた。千葉県立千葉東高校ホームページはこちら
(よみうり進学メディア編集部)
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