2023.6.20

埼玉県立浦和商業高校（埼玉県さいたま市）【商業系：２学科】特集：専門分野を学ぶ2023年　就職に強いが大学進学にも強い

浦和商業は昭和２（１９２７）年に創立、間もなく百年を迎える伝統校。
学科は商業科と情報処理科の２学科構成です。
電車通学の場合は「浦和駅」から徒歩15分、武蔵野線・埼京線「武蔵浦和駅」から徒歩12分と非常に便利です。

資格取得や検定合格にとどまらない教育
今回の取材では４つの授業を見せてもらいました。

課題研究「起業探究講座」や秘書検定講座では、生徒同士の活発な意見交換が行われていました。

動画制作の授業では、制作会社から講師を招き実践的な授業が行われていました。
英語の授業では、外国人を含む複数の先生の指導の下(もと)、プレゼンテーションの練習が行われていました。

この日の授業では、実践的な授業が多いこと、ⅠＣＴツールの活用が進んでいること、外部との連携に熱心であることなどが特に印象に残りました。
商業高校というと資格取得や検定合格のための勉強が強調されがちですが、それだけにとどまらず、興味関心の幅を広げたり、教養を深めたり、人間力を磨いたりすることがこの学校の方針なのだと感じました。

進路に強く、大学進学でも成果
商業高校なので就職に強いのは当然です。
が、この学校のもうひとつの強みは進学にも強いことです。
今春の卒業生の25％は４年制大学に進学しました。明治大学にも２人が合格しています。
一般的には商業高校生の進路は就職が主になりますが、この学校では就職、大学短大進学、専門学校進学がほぼ３分の１ずつとなっています。大学進学の場合は総合型選抜や学校推薦型選抜を利用する形になります。
今春入学した１年生の進路希望は、現時点では65％が進学希望（大学短大、専門学校含む）です。資格を取得し、検定に合格したうえで上級学校に進もうと考えている人が多いということです。学校選びの参考になるデータです。
直近の入試関連イベントとしては、６月に３回（10日・29日・30日）のミニ学校説明会が予定されています。29（木）・30日（金）は午後６時からとなっています。また、７月27日（木）に体験入学が予定されています。