2023.6.19

武相高校（横浜市港北区）　勉強に部活動に、ありのままの自分を発揮

横浜市港北区、小高い住宅街にキャンパスが広がる武相高校。校舎正面にはスポーツ関連の垂れ幕が下がり、各クラブの躍進を伝えている。

創立80周年記念事業で人工芝のグラウンドを整備

武相高校は体育コース、総合コース、進学コース（特進クラスを含む）を設置。各生徒の個性や進路に合わせコースを選択できることが魅力だ。

進学コース３年生のTさん（横浜市立港中学校出身）は生徒会長でもある。
「校内の雰囲気は少しやんちゃで開放的。共学の中学校から進学した私にとって、ありのままの自分を出せ、安心できる環境です」と声を弾ませた。

校内では好きなこと得意なことはもちろん、嫌いや苦手も全てさらけ出せるフレンドリーな雰囲気。
「意見がぶつかったり感情的になったりしたときは、正面から向き合って解決します。お互いに率直に言い合い、感情を共有する。その結果、前より仲が良くなっていきます」。
一人ひとりの生徒が自分の意思を明言でき、互いに認め合うことで、自然体でいられる居心地の良い環境が生まれている。

同校には体育コースもあり、もともとスポーツも盛ん。「通常の体育の授業もかなりレベルが高いです」とTさん。
オリンピックに出場したＯＢもおり、硬式野球部をはじめ、全国大会に挑むレベルの高いクラブ活動も多い。それぞれのクラブの活躍がほかの生徒たちにも元気とやる気を与えている。

勉強面では、進学コースの今春の大学進学率は84％。
生徒の多くは学業とクラブ活動を両立させ学校推薦型選抜や総合型選抜で合格を勝ち取っている。
昨年度の特進クラスでは防衛大学・早稲田・関関同立・ＧＭＡＲＣＨ・成成明武・日東駒専に現役合格した実績がある。

Tさんも志望大学の推薦合格を目指し、定期考査の勉強に取り組んでいるところだ。加えて生徒会活動、ビジネス研究部に所属し研究活動を、さらに軽音楽部ではドラムを叩いているそう。
「勉強に力を入れることはもちろんですが、今しかできないこと、興味関心があることにチャレンジし、さまざまな知識を得ていくことも大切だと思っています」と話してくれた。