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2019.10.21
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昭和鉄道高等学校(東京都豊島区) この学校ここに注目 !鉄道、進学、公務員 キャリア教育先進校へ

鉄道、進学、公務員 キャリア教育先進校へ

新カリキュラムもスタート

創立91年を迎えた昭和鉄道高校は、日本でただ一つ、校名に「鉄道」を冠する高校だ。
「昭鉄(しょうてつ)」の名で親しまれてきた同校は、これまで数多くの人材を鉄道・交通業界に送り込み、わが国の産業・経済の発展に貢献してきた。
しかし同校は、輝かしい伝統や名声に甘んずることなく、常に次世代を見すえた改革に取り組んでいる。

鉄道業界に圧倒的な強み

同校の特色は、何と言っても鉄道および関連業界への就職に絶対的な強さを持っていることだ。
2019年3月も、卒業生216人(男女計)のうち156人、就職者の88・1%が鉄道会社及び関連会社への就職を決めている。
平成16年度から共学化し、今春、女子の第13期を送り出したが、卒業生の中には、東京メトロ・JR東海などで活躍する先輩も多い。
難関の旅行業務取扱管理者試験(国家資格)に13人の合格者を出すなど資格取得にも力を入れているため、幅広い分野への就職が可能になっている。

2・3年合同の選択授業を新設

同校は2017年、キャリア教育優良校として文部科学大臣から表彰されているが、これは単に就職に強いからというわけではない。
生徒本人の希望や適性に合わせた進路を実現するため、計画的かつ多彩な指導が行われ、現にそれぞれの第一希望を実現させているからだ。
近年は大学進学希望者の増加という新たな傾向が見られるが、同校のキャリア教育は見事に対応し、早稲田・上智など難関私大合格につなげている。就職であれ進学であれ、希望は100%実現させる。それが同校のめざす進路指導だ。
今年度から新たな取り組みとして、2・3年生合同の選択授業を新設した。
講座内容は、資格取得対策的なものを中心に、大学受験対策(演習)、公務員対策、語学(英語や中国語)など多岐にわたっている。コースや学年を超えた切磋琢磨が、どんな成果を生み出すか、キャリア教育先進校をめざす同校の挑戦は続く。
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