国際教養、理系先進、特S・Sの3コース制。国公立、海外大学、私大医学部、GMARCHなどへの大学進学を視野に入れつつ、次世代で活躍できる人材の育成を実践する駒込高校。
大学受験の勉強をしながらサッカーに打ち込む、3年生でキャプテンのSさん(調布市立調布中学校出身)と2年生のYさん(同中学校出身)に話を聞いた。
中学時代に地元のクラブチームで活動していたSさんは、サッカーと希望する大学進学との両方の目標を成し遂げるために駒込高校を志望したと言う。
Yさんは「他の運動部との調整が必要になるが、人工芝のピッチとナイター設備があり、練習環境は良いです」と話す。
「現在の目標は、全国高校選手権大会の東京予選でベスト4。東京のサッカーの聖地『西が丘』でサッカーをすることです」とSさん。
練習は月曜を除く毎日の放課後と、日曜日は試合を中心に丸一日となる。放課後の練習は時間が限られているため、練習メニューをしっかりと決め、3年生を中心にメンバーをまとめているそうだ。
今シーズンのテーマは『共鳴―考動』。
声が出ていないとき、集中していないときは、テーマを皆で復唱しチームを鼓舞する。キャプテンとして厳しいことを言う場合もあるが、まずは雰囲気作りを心掛けているそうだ。
練習試合では、試合ごとに攻守の切り替えをテーマとし、特に守備に重点を置いてゲームを組み立てている。ハーフタイムでは選手の主体性を大切にし、選手だけで後半に向けて意見を出し合い修正していく。
「日々の厳しい練習をしながらも、受験に向けた取組みは欠かしません。特に英単語だけは絶対やります」とSさん。これは2年次の担任の先生から、さらに卒業した先輩からも同じことをアドバイスされたのだそう。
2年生の夏休み以降からクラスメイトの受験に対する意識が変わり、のんびりしていられない雰囲気になったそうだ。「それまで通学途中は疲れて寝ていましたが、今は貴重な勉強時間です」とSさん。
Yさんは「入部時から先輩がたの勉強の姿勢を見てきました。コツコツと頑張っていた先輩の進学先はやはり納得できる大学でした。駒込の仲間は、オンとオフの切り替えが上手です」と話す。
学校側も夏期休暇中に設けている講習の午前中は、受講する生徒のため部活動を禁止とし、勉強との両立を図っている。
「引退後は、今までの練習で培った体力と精神力で受験を乗り越えたい」とSさんは力強く話してくれた。
(よみうり進学メディア編集部)
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