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東京 高校レポ
2023.9.13

八王子学園八王子高校(東京都八王子市)/吹奏楽部 「伝統を大切に、チームワークで奏でる美しい音色」

国公立・難関私大をはじめ、音大・美大などにも多彩な進学実績を持つ八王子学園八王子高校。文武両道を実践し、全国レベルで活躍する部活動も多い。

文理コースでは、特選、特進、進学の3クラスで国公立大や早慶上理を目指す。
総合コースでは、文理を問わず多様な進路に対応し、リベラルアーツ系、音楽系、美術系の3類系。
アスリートコースを含め3コース3クラス3類系編成。生徒一人ひとりの可能性を引き出す学びを実践している。

今回は『歌って、踊れて、演奏できる』吹奏楽部のメンバーに話を聞いた。
同校は、吹奏楽コンクールとマーチングコンテストの両方で全国の実力派。
部員は現在130余人。この大所帯をまとめるのが、3年生で副部長のNさん(八王子市立甲ノ原中学校出身)と、Mさん(府中市立府中第一中学校出身)。
放課後は月曜以外毎日。日曜日には丸1日練習漬けになる。
練習は3年生と学年毎のリーダーを中心にパート毎に行われる。楽器演奏と同時に3年生は1人がひとつの部活運営係の長になり、演奏と運営の両面で責任を持つ。
「3年生の活動を1・2年生は見ることができ、3年生になったら何をするかを学んできました」とNさん。

練習では、同部のOBでもある顧問の高梨晃先生を中心に、OBの音大生や外部講師を指導に招いている。「音大生の指導は、年齢も近く私たちの気持ちもよく理解してくれるので、受けていて嬉しく感じます。受験を控えた3年生には、良き相談相手にもなってくれます」とMさん。

7月中旬にはマーチングコンテストに向けた合宿を、さらに8月上旬にも5泊6日の合宿を行う。
「長い時間、部員が一丸となって演奏に集中できます。先輩後輩の隔たりなく演奏に対して純粋に褒めたり注意したりと、部員同士の親睦も図れるのが合宿の良いところです」とNさん。チームワークを重視する同部では、入部時に伝統の冊子『心のしおり』が部員の心構えとして配布される。
3年生が1年間の目標を掲げることが毎年の伝統。今年は自分の殻を破る、目の前の壁を破ることを目標に『翔破』を合言葉とした。
「つらい時、心が揺らいだ時に、皆で『翔破!』と声を掛け合って乗り切ります」とMさん。
また合宿時には、3年生から1・2年生に、『翔破』を織り込んだ鉢巻を送るそうだ。こうしたいくつもの良き伝統が美しいハーモニーと音色を創っている。

演奏を聴きたい受験生は、9月の学園祭、毎年3月の定期演奏会で。そして学校説明会の午後の回では、教室で練習の様子を見学することもできる。

八王子学園八王子高校のホームページはこちらから

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