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東京 高校レポ
2023.9.20

拓殖大学第一高校(東京都武蔵村山市)/野球部 「最後の1勝は大学受験で! 」

生徒の希望をかなえる特進と進学の2コース制で国公立、早慶、難関私大への進学実績を伸ばす拓殖大学第一高校。文武両道を実践する同校では部活動も盛んで、全国レベルで活躍する部が多いのも特長のひとつだ。
同校で強化クラブに指定されている野球部、夏の大会を戦い引退した3年生の2人に話を聞いた。

今夏の西東京大会ではベスト16まで登り詰めた。入部以来の目標だった、ベスト8まであと1勝というところまできていた。
最後の試合は、勝ちにこだわって、いま持っている力を全て出し切って戦ったので、やり残したことはありません」と話してくれたのは、元キャプテンのTさん(日野市立日野第四中学校出身)と、元副キャプテンのOさん(国分寺市立第一中学校出身)の2人。

1年生の時から2人は部活を盛り上げようと、声出しや、真摯なプレーで部員たちを鼓舞してきたと言う。
2年生の夏以降新チームのキャプテンになったTさんは「僕がこのチームを引っ張っていかなくてはと、強い想いから厳しく言うこともあり、時には上手く伝わらなくて苦い思いをしたこともありました」と当時を振り返る。
「そんな時は、いつもOと相談し、大学生になった先輩にアドバイスを貰い、乗り越えてきました」と続けた。

今年の3年生は33人。入部以来1人も辞めることなく全員揃って引退することができた。
強化クラブなので、体育推薦と一般入学の部員の技術の差を埋め、強いチーム作りへキャプテンとして取り組んできた。
毎日の練習でも、守備・バッティング・走塁について、個人やチームとして何が足りないのかをミーティングで確認しながら、課題を抽出し取組んできたそうだ。
人工芝とナイター設備のあるグラウンドでは他部との調整のうえ、状況に合わせて練習メニューを組み実施した。

また日曜日の練習試合には、大学生OBが審判の手伝いに来てくれる。そんな時には「部活と受験勉強の両立方法や、志望大学の選び方などを先輩たちに相談し、先生とは違った視点のアドバイスを貰え、参考になりました」とOさんは話す。
2人は先輩のアドバイスから大学受験に向けて、通学途中で英単語や暗記科目を勉強し、スキマ時間を大切にするようになったそうだ。

最後に2人から
「拓一の仲間は、部活動に打ち込みながら本当に勉強も頑張ります。だから僕たちも野球だけでなく勉強も頑張れました。拓一に入ればきっと充実した高校生活と進路が開けます」と話してくれた。

拓殖大学第一高校のホームページはこちらから

(よみうり進学メディア編集部)

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