日本大学藤沢高校は、小田急江ノ島線・六会日大前駅から徒歩圏内の場所にありながら、湘南の自然豊かな環境の中にそのキャンパスが広がっている。
進路指導部沼尻和明先生は「穏やかで真面目な生徒が多く、勉強・部活・行事に全力投球し、いずれも高い結果を出しています」と紹介してくれた。
進学先は日本大学50%、他大学45%で、9割以上の現役大学進学実績を誇る。1学年480人中、日本大学藤沢中学校からの内進生は約120人、他中学校から360人が入学する。
日本大学への内部進学を目指す生徒もいれば、難関上位大学を目指す生徒もおり、進路に対する意識はさまざまだ。そのため同校では的確な進路が実現できるよう、多くの視点から進路を考える機会を設けている。
そのひとつが日本大学の学部説明会だ。各学部の入試担当者が来校し、生徒と保護者を対象に学部の特色、推薦入学の基準、試験内容、一般入試、就職状況などを説明する。生徒たちは12学部の学びを知るだけでも刺激になるようだ。
また、卒業生による講演会は、日本大学・他私立大学・国立大学に入学した卒業生が、目標達成のためにどのような学校生活を送ったか、勉強・部活をいかに両立したかなどを語るものだ。
例えば、上智大学に推薦合格した卒業生は、高校2年次に英検準1級を取り、英語のプレゼンテーションにもチャレンジ。将来は外資系商社で仕事がしたいと語った。
先輩たちの具体的な体験は生徒のモチベーションを高め、職業観を養う好機ともなっている。
二者面談・三者面談についても適切な機会を捉えて実施。進路不一致がないよう、情報共有に努めている。
同時に教育ICTサービスの『Classi』を活用、個別最適な学びを進めるとともに、教師と生徒、保護者間の円滑なコミュニケーションを図っている。
学習面を見ると、1年次から日本大学の難関学部や国公立・難関私大を目指す特別進学クラスと、日本大学進学を主軸に多様な進路を目指す総合進学クラスに分かれて学ぶ。
毎朝小テストが行われ、授業後の7時間目には希望制の各種講座を実施。
長期休暇中の講習や3年生対象の入試対策講座など、きめ細かなサポートが整っている。
生徒は部活動や行事にも熱心に取り組んでいるので、自ずと真剣に授業に集中し、通学電車などのスキマ時間を有効に活用して勉強に励む。
「進路指導の最大の目標は、第一志望大学への進学です。高校生活の中でやりたいことを見つけて、自信を持ってその道を歩んでほしい」と沼尻先生は期待を寄せる。
(よみうり進学メディア編集部)
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