東京都の「Global Education Network20」指定校、『使える英語』とビジネス知識を学ぶ都立千早高校。
英語でのコミュニケーション能力を磨き、国際社会で活躍する人材を育成している。
3年生のHさん(練馬区立大泉西中学校出身)とTさん(板橋区立加賀中学校出身)に学びの様子を聞いた。「中学までは全然ダメだった英語ですが、この学校で楽しさが分かりぐんと伸びました。英語で話す機会が授業はもちろん日々の生活にもあり、ビジネスプレゼンも英語でできるようになりますよ」とHさん。
同校の英語の授業は3年間で23~33単位と、都立で最多レベル。多くの授業が英語で行われ、ネイティブの先生による授業は週に3時間以上、のべ1,800時間を超える。
「先生も積極的で、校内では英語のコミュニケーションが普通。一度殻を破ればばどんどん伸びていくので、今は英語が苦手という人も大丈夫です」とHさん。
Tさんにはビジネスコンピューティングの授業で制作した動画を見せてもらった。
「企画から撮影も編集も、ナレーションも全部私一人です。動画アプリを学びながら制作しました。海外の人をターゲットにした内容で、全て英語です」。
Tさんは英語スピーチコンテストにも参加しており、「人前での発表に躊躇(ちゅうちょ)していましたが、先生が背中を押してくれました。内容は日本のカルチャーについての説明で、外国の皆さんから『よく分かったよ』との感想をもらい安心しました」。
卒業後の進路は、同校ではほぼ全員が進学。英語とビジネス教育を柱にプレゼン能力、簿記やパソコン資格の取得、さらにビジネスプロジェクトへの参加や海外ビジネス研修など、経験を積み重ねていく。
『将来はこうなりたい』を明確にし、他者に話せる内容を形作っていくことで指定校推薦や総合型選抜入試に有利になり、結果に結びつけている。
2人から受験生に「環境がいい学校です。同級生は一緒に成長していく協力型、自信が育っていきますよ」と笑顔でメッセージをくれた。
(よみうり進学メディア編集部)
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