よみうり進学メディア

東京 高校レポ
2024.10.21

豊南高校(東京都豊島区) 「生徒の可能性を引き出す進路支援と学習環境」-進路指導

豊南高校は特進・選抜・進学の3コース制を採用し、国公立、GMARCHなど、幅広い大学を目指す生徒に対応する。4ターム制を導入し、年間240日の授業日数を確保、学力向上と進路実現を効果的にサポートしている。

 

同校の進路の取り組みについて、進路指導部の安田賢志先生に聞いた。
「4ターム制の利点は、短いサイクルで定期試験を行うことで、生徒が自分の学力レベルを常に把握でき、効率的な学習を促進できることです。同時に、先生も生徒の理解度を細かく把握し、個別指導に活かすことができます」と話す。
授業日数が多いため、基礎学力の定着が確実に行われ、将来の進路選択の幅を広げられるそうだ。

 

また、生徒の興味や関心に基づいた大学選びをサポートする、さまざまな取り組みも行っている。
文理選択に向けた指導を高1の夏からから開始、高2では大学のオープンキャンパス訪問や中央大学の出張授業を、高3に向けて校内進路フェスタの開催。併せて誰もが利用出来る、質問型個別自習室「STUDY LAB」を設置するなど、生徒が主体的に学習に取り組める環境を整えている。
「STUDY LAB」は、大手進学塾のスタッフと豊南高校OBの大学生が常駐し、授業で分からなかったことを質問したり、英検対策や受験相談も可能だ。
こうしたサポートが生徒の学習意欲を促し、同時に進路に関する相談も気軽に行える環境が整っている。
加えて今年度から「Classi」を導入、朝に10分間の動画授業とアウトプットの時間を設けている。学習習慣の定着と模試対策にもでき、生徒の学習効率を向上させているそうだ。

 

豊南高校の進路実績は国公立大学から難関私大まで幅広く、生徒の希望する進路を実現している。4年制大学への進学率は81%と高く、同校のきめ細やかな指導が実を結んでいる。

安田先生は「本校は4ターム制で授業日数が多い学校です。同時に、勉強はもちろん、部活などにも取り組めるのが特長です。学校が好きな生徒は充実した3年間が過ごせます」と話す。

同校は、充実した進路指導によって、生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出し、生徒が主体的に学習に取り組める環境が整っており、高い進学実績がその証(あかし)と言える。
最後に「生徒と先生の距離が近く、安心して質問や相談ができる信頼関係が整っていることも、今の進学実績につながっています」と安田先生は話してくれた。

校内進学フェスタの様子

 

豊南高校ホームページはこちら

 

(よみうり進学メディア編集部)

 

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