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東京 高校レポ
2024.10.16

拓殖大学第一高校(東京都武蔵村山市) 「個を見つけ、未来を切り拓く学び」-進路指導

拓殖大学第一高校は、現役進学率90%を誇る文武両道の進学校。多様な進路に対応し、特進コースは国公立・最難関私立大学、進学コースは難関私立大学への現役合格を目標に日々勉強と部活に取り組む。また6つの系統に分かれた授業により、生徒は自分の目標に合わせて学習を進めることができる。

 

進路指導部長の山方祐三郎先生に同校の進学指導について聞いた。
今春の大学合格者数は、国公立大学には39名、早慶上理ICUには45名、GMARCHには288名。附属校の拓殖大学への進学は15名にとどまる一方で、併願制度を利用して上位大学を目指す姿勢が見られる。
同校の進路指導の特長は、「生徒一人ひとりの『生き方』を見つけることを重視し、授業以外の学びも含めて生徒の人間的な成長を目標としています」と話す。
1年次は「みらい探究」として、社会人(同校卒業生)による職業紹介動画を視聴し自分の興味を探るなど、文理選択に先立ち、分野選択のための学びを中心に行う。3学期には「志望分野理由書」を作成し、自分の進路目標を明確にする。

 

2年次には、大学や入試形態などについて具体的に様々な説明会が実施され、受験生になるための準備が始まる。3学期には3年生から「卒業生の語り」を聞き、先輩たちの受験成功体験を学ぶ。「第一志望届」を作成し、自らの最終目標を設定する。担任や進路指導部の先生からアドバイスを受け作成した「第一志望届」には、保護者からの励ましのメッセージも得て、学校と保護者と生徒の3者が一体となった本格的な受験勉強がスタートする。
学業の面でも、同校では普段の授業中心の学習に加え、模試を活用し全国レベルでの自分の立ち位置を確認する。朝の小テストや確認テストで学びの定着と学習習慣の定着を図る。
「どの生徒も部活動も勉強も頑張っています。放課後も自習室や校内の学習スペースを利用し、友達同士や一人で自習する生徒が多いです」。1年生もこうした先輩たちの学習姿勢を見て、自らの勉強に対する意識を高めているようだ。

 

同校の進路指導は、『進路探究』を通じて、受験対策に留まらず生徒の『人間的な成長』を重視することで、進路選択のみならずこれから未来に逞しく羽ばたく強い意志を育むプログラムを実施している。

3年生からの受験体験談を聞く「卒業生の語り」の様子

拓殖大学第一高校ホームページはこちら

 

(よみうり進学メディア編集部)

 

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