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東京 高校レポ
2024.10.10

都立江北高校(東京都足立区) 「国公立大学合格の実績、伸びる学びは学校を中心に」-進学指導

創立80年を超える地域の伝統校、都立江北高校。今春の国公立大学現役合格者数が前年度の2倍以上となる快挙を成し遂げた。

 

「これは『国公立を目指す』を基本に、文系・理系を問わず数学と英語に取り組み、受験の直前まで努力を続けた生徒たちの成果です」と進路部主任の松原真(まこと)先生。
授業は国公立大学受験に必要な6教科8科目型、共通テストに対応する単位数とカリキュラムで編成。
「まず大切なのは、絞らないことです」。早くから学ぶ学科を絞らない、志望校も始めは全国の国公立大学を想定し限定しない。絞らないことで可能性を広げ、生徒の力を伸ばしていく。
「この学校には伸びる生徒が多い、授業を通じて掴んでいくパワーにあふれています」と松原先生。

 

実際に授業を担当している3年生主任の福江信介先生は「授業の雰囲気がとても良いですね。生徒たちは素直に授業に向かいます。同級生のみんなが努力しているので、自分も努力するのが普通になる。自主的に学習に向かうようになります」。
加えて同校では『学校ど真ん中』を主義として、校内での学習を積極的に推進している。学びの中心に学校の授業があり、それを補強する校内予備校、長期休暇では夏期講習などを校内に設置し、学校で学習を完結させる体制だ。
「夏期講習では生徒たちの普段の様子を分かっている教員が数多くの講座を開き、きめ細かなサポートを行います。また部活動で時間的に予備校に通えない生徒も校内予備校なら通うことができ好評です」と福江先生。

英語科主任の板屋善仁先生は「英検も年3回、校内で受けられます。みんなが受けているので受けるのがあたり前と思うようになり、知らないうちにできるようになります」。さらに全学年で英語外部認定試験GTECを全員が受検。検定試験で結果が出ると、生徒たちがさらに高みを目指すようになり、力が付き始めます。

生徒の模試等の学力レベルは、入学から卒業までに平均で4~5アップするそう。
松原先生は「学年全体で見ると、年を追うごとに入学者の学力レベルが上がっています。校内に良い循環が生まれており、この学校で伸びていきます。今後も合格者が増加し続けますよ」と努力を続ける生徒たちを称え話を結んだ。

最後に福江先生から受験生へ「皆さんがいまやっている勉強は、高校で使います。高校の勉強は楽しいですよ。ぜひ前向きに取り組んでいきましょう」と勇気がでるメッセージをくれた。

本棚いっぱいに赤本が並んだ進路室で相談する生徒たち

 

都立江北高校ホームページはこちら

 

(よみうり進学メディア編集部)

 

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