グローバル・AI化など次世代のリーダーとなる人材育成を目指す国際教養と理系先進の2つの専門コースとS(特S)コースと共に、個性あふれる新しい風を吹き込む駒込高校。
休校中の同校で生徒のいない教室で、タブレットのカメラのレンズの向うにいる生徒たちに熱く語りかけ、オンライン授業の動画を制作中の先生の様子を見ることができた。高校教頭の角田淳先生とICT委員会の梶間諭先生に同校のオンライン授業の話を伺った。
「3月の休校から勉強を止めることのないよう、生徒のことを第一に思って方策を練ってきました」と話す。
2・3年生は、既に一人1台iPadやsurfaceを使った授業を展開していたので、今回の緊急時にもスムーズに対応できたという。1年生も自宅のPCやスマホで同様に受講している。
オンライン授業は、学年毎の1週間の時間割表を確認して期間内に個々のペースで受講する仕組みになっている。授業は全ての教科で新学期から予定されていた先生の授業が配信される。4月から実施されているので、生徒の意見も取り入れ、見やすく聞きやすく、分かりやすい授業に先生方も改良を重ねている。
併せて、ロイロノートやClassiなどを活用して課題を提出し先生が添削してくれる。
また、Zoom※を活用した週数回の朝のホームルームにより、先生と生徒、そして生徒同士のコミュニケーションを図っている。「普段より面談時間が長くなりました。生徒も家に籠りがちで話したいことが多いようです」と梶間先生は話す。
「先生方が知恵を絞って常に良い授業を発信できるよう努力しています。デジタル機器を通じた授業ですが、情熱と愛情を込めて、血の通った授業にすることを第一に考えて実施しています」と角田先生は最後に話してくれた。
また今後、オンラインやZoomを使用した相談会も予定しています。詳細は学校HPでご確認くださいと締めくくった。