県立岩槻商業高校は大正７年創立の歴史ある学校です。
東武アーバンパークライン「岩槻駅」から徒歩約15分。閑静な住宅街にあるため騒音なども少なく落ち着いた雰囲気です。
岩槻城址公園とは地続きになっており、校地には城の名残も見られます。
朝読書で始まる１日
この日の取材は朝８時半から始まりました。同校では毎日全校で朝読書を行っているので、その様子を見学させてもらうためです。
放送で校歌が流れるのが始まりの合図です。生徒たちは約10分間、自分で選んだ本を読みます。教室に、学校中に、静寂の時が流れます。
読書そのものの効果もさることながら、心を落ち着け、これから始まる授業に向けて集中力を高める効果も大きいようです。
タブレットを駆使した連絡・確認（ＳＨＲ）の後、スムーズに１限目の授業に移って行きました。
資格を取得し就職・進学をめざす
学科は商業科と情報処理科の２科があります。
商業科では経済の基礎を学び、社会で活躍する力を養います。
情報処理科ではコンピュータを活用したビジネス情報やプログラミング技術を学びます。
両学科とも簿記検定、情報処理検定などの資格取得には力を入れており、就職や進学に際しての大きな武器となっています。
岩商オリジナルの授業も
同校は目指す学校像として「柔軟で創造的なビジネス人材を地域とともに育む学校」を掲げています。
岩槻は歴史の古い町なので伝統文化や地場産業が多く残っています。そうした強みを生かし、授業に職人さんや商店主の方々を招き、組紐や木目込人形などの制作やオリジナル和菓子の開発などに取り組んでいます。
地域の特徴を生かした岩商ならではの授業が同校の大きな魅力となっています。
進路は大学24名など上級学校進学者が63人（52・１％）に対し、就職者が58人（47・９％）と、進学者の方がやや多くなっています（令和６年度卒業生）。
部活動は陸上部・弓道部・ソフトテニス部などが県大会や関東大会を目指して活動しています。
◆直近の学校説明会情報
▽第１回学校説明会／６月28日（土）
▽体験入学／７月30日（水）
（よみうり進学メディア編集部）
☆よみうり進学メディアではX（旧Twitter）で記事更新をお知らせしています☆
X（旧Twitter）のフォローをすると、随時掲載情報が受け取れます。受験情報をお見逃しなく！
■よみうり進学メディアX（旧Twitter）はこちらをクリック
x.com@yag_ysmedia
