多摩地区の進学校として、難関大学への合格者を多数輩出している拓殖大学第一高校。生徒たちは勉強と部活動を両立させながら、高い目標に挑戦している。
今回は、全国大会での優勝経験もあるチアダンス部について、2年生のFさん(西東京市立田無第四中学校出身)とYさん(小金井市立緑中学校出身)に話を聞いた。
チアダンス部は月曜から土曜の放課後毎日練習を重ねる。練習時間は日によって異なるが、部員の体調管理を徹底し、集中力を保つための工夫がされている。
2年生が中心となって基本のトレーニングから演技の練習に励み、大会が近づくと外部コーチを招いたハイレベルな指導も実施する。
今年は春に3年生が引退し2年生中心のチームながら『全国高等学校ダンスドリル選手権大会関東大会』のジャズ部門Small編成で堂々の1位を獲得。3年生不在の不安を抱えながらもその躍進は自信となり、現在も夏の大会に向けてチーム一丸になって練習に励んでいる。
練習は厳しいが、2人が大切にしているのは「どんな時でも笑顔」。
きつい場面こそお互いに「できるよ!」と声を掛け合い、同時にアイコンタクトで心を通わせて乗り越えてきたと話す。
ミーティングを行い、良かった点・課題を率直に言い合い、全員で切磋琢磨するチームの雰囲気が成長を支えている。また、部内には大会出場のためのセレクションもあり、仲間でありつつ良きライバルでもある。それでも、部活を離れれば休日には皆で遊ぶという仲の良さも自慢だ。
勉強と部活の両立には苦労もあったが、通学の電車で同じ拓一の仲間が単語帳など勉強する姿を見て自分も頑張ろうと思うようになり、今ではスキマ時間も有効に活用できていると語ってくれた。
最後に「チア部は学校や保護者の支えがあってこそ。これからも感謝の気持ちを忘れずに頑張りたい」と語ってくれた。
2025年9月13日・14日の文化祭では、全国レベルの演技を披露(チアダンス部公演は14日のみ)。
ぜひその情熱と笑顔のパフォーマンスを直接ご覧ください。詳しくは学校ホームページでご確認ください。
(よみうり進学メディア編集部)