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東京 高校レポ
2020.7.16

昭和鉄道高校(東京都豊島区) 就職も進学も 夢の実現へ

昭和鉄道高校は、日本で唯一校名に「鉄道」の語を冠し、創立92年を迎える伝統校だ。これまで鉄道業界に数多くの即戦力となる人材を送り込んでいる。
今春の卒業生203人のうち約86%が就職し、そのうちの約95%、166人が鉄道業界へ就職している。
「鉄道業界への就職だけでなく、大学進学を目指す仲間もいます」とT.Sさん(鉄道科3年・板橋区立中台中学校出身)は教えてくれた。1年次から多くの鉄道分野を学び、より専門的に学びたいと大学進学に変更する生徒には、併設の豊島学院高校の先生とも連携した進学指導が受けられる。「私たちの希望を第一に、就職にも進学にも対応した指導を行ってくれます」と話す。
そして、特筆すべきは鉄道業界への就職サポート体制にある。これまで蓄積された会社毎の様々な情報は、伝統ある同校の特別なノウハウとして活かされている。
A.Yさん(鉄道科3年・足立区立第十三中学校出身)は、「鉄道分野の授業は、将来に直結するので楽しいです。2年次のインターンシップ(駅務研修)では、昭鉄OBの方が同じ職場にいたので安心でした」と話す。また「入社後に取得する資格を在学中に取得出来るよう積極的にサポートしてくれます」と教えてくれた。昨年は、国家資格の旅行業務取扱管理者は13人、第二種電気工事士は37人が合格している。

そして、毎年3月には、鉄道会社の内定を勝ち取った先輩から後輩に向けて就職体験談を伝える講演会がある。「先輩方のアドバイスを聞き、ここから次年度の就職試験に向けて本格的な活動が始まります」と二人は話す。
さらに、「昭鉄OBの先輩たちは夜勤明けであっても学校に来てくれて様々な体験談を話してくれます」と付け加えた。
まさに、先輩たちの後輩への思いが良き伝統として繋がって、厳しい就職試験を乗り切る原動力となっている。

昭和鉄道高校のホームページはこちらから

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