国際教養、理系先進、特Sの3コース制で国公立、難関私立、海外大学、私大医学部、GMARCHなど、大学進学を視野に入れながら、次世代で活躍できる人材の育成を実践する駒込高校。
今春、国際教養と理系先進の2コースが揃って卒業生を送り出し、合格実績に拍車がかかった。国公立24人を含む早慶上理+GMARCHに228人(前年比111%)が合格した。
副教頭で進路指導部長の浅井紀子先生に話を聞いた。
同校では、教科横断型の探究授業を取り入れ、思考力や判断力を養いアウトプットする授業を多く展開している。こうした学びは生徒の視野を広げられ、将来の進路の選択に役立っていると話す。また、英語以外の教科を全て英語で学ぶイマージョン講座やオンライン英会話など語学講座も充実している。そして、英語の外部検定に力を入れ、四技能の習得に向けた取組みが早期から行われている。
また、様々な職業で活躍する方を招く「職業を聞く会」や大学の先生を招き「学部学科ガイダンス」「校内大学説明会」など1年次から定期的に進路ガイダンスを開催し、大学進学に対する意識を浸透させている。ただ大学進学を目標にせず、大学卒業後に社会に出たとき自分が何をしたいのか、その為にはどの学部で学ぶのが相応しいのかをしっかりと考えさせているという。
授業以外でも日頃から生徒一人ひとりと向き合うことで信頼関係を築いている。時には、卒業生にも相談に乗ってもらい、最新の入試情報は先生から、合格体験など心に響く情報とアドバイスは先輩から伝授される。同校の生徒は、意欲と安心感を携え受験に臨んでいる。
勉強であれば解るまで、進路であれば納得のゆくまで、先生たちはいつでも最後まで一緒に考えてくれる、面倒見の良い高校と言える。
それ故、卒業後には自分が後輩の為になればと、チューターや、進路相談に参加を望む卒業生も多いと教えてくれた。