特進選抜、文理総合、デザイン美術の3コースを設ける橘学苑では、生徒一人ひとりの進路に合わせた指導を行っている。
今春の合格実績は、立教大学、中央大学、法政大学、明治学院大学、日本大学、東洋大学など、幅広い大学に及んだ。4年制大学への進学率は80%を超え、近年は合格実績も伸びている。

「進路指導でも、きちっと成果を出すことを大切にしています」と話すのは、進路指導部長の及川健二先生。大学合格だけでなく、生徒自身が将来を考え、目標に向かって行動できるようになることを重視する。
その中心となるのが『進路カード』の作成だ。高1の春に全員へ配布されるこのカードには、興味のある学問分野や学部、オープンキャンパスへの参加、部活動、委員会、ボランティア、資格取得などを記入する。
1年をかけて空欄を埋めることを成果とし、面談ではその内容をもとに「次はこれに取り組んでみよう」と具体的な行動につなげていく。
高1では学問分野や学部、高2では志望大学と入試方式、高3では実現に向けた準備へ。進路を考える機会を積み重ね、生徒自身の『もっと学びたい』という意識を引き出していく。
その変化が表れているのが、文理総合から特進選抜へのコース移動だ。
高2への進級時に移動でき、毎年約60人が特進選抜へ進むという。入学時のコースで進路を固定せず、高校生活の中で学習への意識を高めた生徒の挑戦を後押しする。及川先生が『ボトムアップ』と表現する同校の進路指導の成果のひとつだ。
学習環境にも工夫がある。大学受験ガイダンスや『学習サークル』に加え、校内には『ラーニングコモンズ』などの学習スペースを整備。互いに学ぶ姿が刺激となり、教員にも質問しやすい環境をつくっている。
また、英検の活用も特徴的だ。高1・高2では全員受験を実施し、『小さな成功と挫折』を経験することで、継続して取り組む力を養う。取得した資格を大学入試にも生かし、専修大学や東洋大学などへの合格にもつなげている。
「受験は、日々の生活の積み重ねです」と及川先生。
中学生には中学校の基礎・基本を大切にしながら、『この学校なら楽しく頑張れる』と思える高校を選んでほしいという。高校で何をしたいのかを考え、学習や部活動、資格取得などに取り組む日々が、3年後の成果につながっていく。

(よみうり進学メディア編集部)
☆よみうり進学メディアではX(旧Twitter)で記事更新をお知らせしています☆
X(旧Twitter)のフォローをすると、随時掲載情報が受け取れます。受験情報をお見逃しなく!
■よみうり進学メディアX(旧Twitter)はこちらをクリック
x.com@yag_ysmedia