期待大きい成長株
叡明高校は、浦和にあった前身の男子校時代を含めれば県内私立の中でも特に歴史の古い学校です。
ただ、校名も変え、越谷に移転し、同時に共学化したので多くの中学生の皆さんは、新しい学校と受け止めているかもしれません。
レイクタウンに開校して6年目。まだ目立った大学進学実績は出ていませんが、伸びしろの大きい成長株として今回取り上げることにしました。
難関私大すべてに合格者
今、実績が出ていないと言いましたが、実は今春の大学入試では千葉大・横浜国大など国公立に8人の合格者を出しています。また、私立では早慶上智理科大とGMARCHすべてに合格者を出しています。
早慶上智すべてに合格者を出すというのは意外に難しく、今年に限れば、越ケ谷や和光国際といった公立進学校でも実現できていません。まだ人数こそ少ないですが、難関大学挑戦への気運は高まっていると言えるでしょう。
進学希望に合わせた3コース制
同校のコースは大きく3つに分類されます。「特進選抜」、「特別進学」、「進学」です。
最上位の「特進選抜」は難関国公立・最難関私立を目指します。
「特別進学」はⅠ類とⅡ類に分かれますが、中堅国公立・難関私立を目指します。「進学」はⅠ類・Ⅱ類・Ⅲ類に分かれますが、有名私立が目標となります。
上位2コースについては部活の制限などはしていませんが、土曜講習や長期休業中の講習への参加が前提となっており、どちらかというと学業に軸足をおいた学校生活が求められています。
多様性が尊重される学校へ
この4月に就任した角道俊哉校長は、多様性(ダイバーシティ)ということを強調しています。
日本のみならず世界全体が、様々な個性や価値観を互いに認め尊重しあう多様性を求めています。であれば、学校もまた、多様性が最大限尊重される社会でなければなりません。そのため、進学を重視しつつも、決して勉強だけに偏らない学校づくりが進められています。
現在、英語力強化、探究力・プレゼン力強化に向けての取り組みが始まっており、その成果が進学実績に現れる日も近いでしょう。
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