かつて渋沢栄一も舎長を務めた、伝統の漢学塾二松学舎の流れをくむ二松学舎大学附属柏高校。「論語教育」による人間力の向上と、自問自答を繰り返し、未来を切り開く学力を身に付ける「探究教育」の二本を柱に教育を展開している。
2022年度から中学は「グローバル探究」と「総合探究」の2コース制を採用する。高校は、目標に合わせた「スーパー特進」「特進」「進学」の3コース制のきめ細かい指導で、それぞれの進路実現を目指す。
今夏のメインイベントは7月31日と8月1日に開催する『授業体験会』だ。昨年の様子について副校長の島田達彦先生は「最も特徴的だったのは理科の授業で行われた生物実験、豚の目の解剖です」と話す。これは視神経などを観察する解剖実験。
島田先生は自身の中学校時代のエピソードを交えて「解剖体験は非常に印象に残るかと思います。
私は、今でもはっきり覚えているぐらいです」と紹介してくれた。
数学の授業では、江戸時代の和算「」を題材に、学びと日常生活がリンクしていることなどを学ぶ授業を。また国語では論語の一篇をひも解き、校訓にもある『仁』の精神に触れる授業を行ったそうだ。「『仁』とは、人が持つべきやさしさや真心というべきものです。二松学舍らしい授業を行いました」。
今年もコロナ感染症予防の対策をしたうえで、高校の楽しさを先取りできる工夫を凝らした授業を用意している。ぜひ参加してみて欲しい。
最後に島田先生は、夏のイベントに参加する中学生に向けて「体験授業や説明会では、先生や在校生になんでも質問してください。
本校は先生や生徒1人ひとりの姿が自慢です。ぜひ人柄に触れてください」とアドバイスをくれた。和男校長は「実際に学校に来て雰囲気を実感してください。
本校は緑に囲まれた絶好の学習環境で3年間を過ごせます。二松学舎の良さが伝わると思いますよ」と笑顔で呼びかけてくれた。
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