埼玉 高校レポ
2021.9.16

目指せ公立の星、スピードバスケで頂点へ 埼玉県立草加南高校女子バスケットボール部(草加市)

東京五輪での銀メダル獲得により、俄然盛り上がりをみせている女子バスケット。公立強豪校のひとつ、県立草加南高校バスケットケットボール部を訪問しました。

実は取材直前に顧問の先生の都合がつかなくなったとの連絡が入りましたが、先生不在の練習風景も意味のある情報になると考え、予定通り取材を行いました。顧問の前田耕一先生には日を改めてお話を伺いました。

練習の段階から時間を無駄にしない

練習は流れるように進んでいきます。メンバーの声もよく出ています。副顧問の先生もいらっしゃいましたが、リードするのはキャプテンやマネージャー、上級生たちです。一切無駄のない練習なのが一目で分かります。後日前田先生に伺ったところ「練習の段階から、時間を無駄にしないことを強く求めている」とのことでした。バスケットは時間との戦いという側面もあるため、こうした意識もチームの強さに直結するのでしょう。

オンとオフの切り替えを重視

貴重な練習時間を割いてもらい、主将の和賀玲奈さん(三郷・早稲田中学校出身)、松本果乃さん(越谷・平方中学校出身)、門奈そらさん(幸手西中学校出身)に話を聞きました。3人とも3年生ですが、全国選手権(ウィンターカップ)を目指し夏休みの今も現役続行中です。

チームの特徴は「ディフェンスから早い展開で攻撃につなげ、よく走るチーム」とのこと。平均身長160㎝、若干小柄なチームなのでスピードに活路を見出そうという戦略なのでしょう。部の雰囲気を聞くと「上級生と下級生の仲が良く、明るい部活です」と笑顔で教えてくれました。

学校選びの決め手は指導者

3人に草加南を選んだ理由を聞いたところ、全員が「前田先生の指導の下でバスケットをやりたかったから」と即答しました。このことを先生に伝えたところ、「気を遣ってくれたんでしょう」と笑っていました。

前田先生は厳しい指導を自認されています。しかし、この部活を通じた経験が社会に出てからも役に立ち、人間形成にもつながると確信しています。ただし「厳しいのは練習の時だけ。終わったら自分自身がパッと切り替えるようにしています」とのこと。部員3人からも「オンとオフの切り替えが出来ている点も部の特徴です」という声もありました。前田先生とまったく同じ。

明解な切り替えが時間管理と部員全員の仲の良さにつながる。強いチーム作りのコツを打ち明けていただきました。