よみうり進学メディア

千葉 高校レポ
2021.11.5

県立成東高校(千葉県山武市) 何事も全力で取り組む文武両道の伝統校!

明治33年に創立した歴史ある伝統校、成東高校。普通科と理数科を併設し、進学指導重点校に指定された進学校でもある。また公立高校では県内トップレベルの施設環境が整い、部活動も活発だ。
普通科は3年次から文系・理系に分かれるが、大学入試科目に対応するため、選択科目はとても充実している。
その中に学校設定教科「つくもタイム」という科目がある。大学と連携した授業や近隣の小学校で教育現場等を体験することが出来る「教育基礎」、城西国際大学と提携して医療・看護系について学ぶ「ヘルスケア基礎」、異文化理解・国際社会について学ぶ「多文化共生」の3科目だ。今回は「つくもタイム」を選択した生徒6名に話を聞いた。

「教育基礎」のM・Oさん(横芝中学出身)は「将来は中学校の英語教師になりたくて、教育基礎がある成東高校を選びました」。Y・Tさん(白里中学出身)は「小説や漫画を読むのが大好きで、子供たちに読書の楽しさを伝えられる教育関連の仕事に就きたいです」と話してくれた。

「ヘルスケア基礎」のK・Oさん(八街中央中学出身)は理学療法士を目指しているという。「部活の練習中に捻挫し、理学療法士からリハビリ治療を受けたことがきっかけでした」。また看護学部を目指しているM・Kさん(九十九里中学出身)は「城西国際大学の先生や看護師の方から直接話を聞けるのが魅力です」。
「多文化共生」のK・Iさん(八日市場第二中学出身)は「両親が日系移民で、人種差別や歴史、現代社会について興味がありました。知識欲も旺盛で諸外国の文化や言語について学びたいと思いました」。また、将来は小説を書きたいというH・Mさん(山武南中学出身)も「外国の言語や異文化を学ぶことは必ず役に立つと思いました」、と抱負を語ってくれた。

「生徒は仲が良くて、部活や学校行事も、みんなで団結して全力で取り組みます」と一同に同校の魅力を語ってくれた。

(右から)H・Mさん、K・Iさん、M・Kさん、K・Oさん

(右から)M・Oさん、Y・Tさん